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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻9号

1997年09月発行

文献概要

研究と報告

横紋筋融解症を来した非精神分裂病の4症例

著者: 宮本環1 築島健1 榊原聡2 中村文裕1 小山司1

所属機関: 1北海道大学医学部附属病院精神科神経科 2北海道立向陽ケ丘病院

ページ範囲:P.945 - P.951

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 【抄録】横紋筋融解症は種々の原因により骨格筋が崩壊する精神神経科領域で比較的多い筋疾患である。原因としては悪性症候群,多飲による水中毒,抗精神病薬の大量服用,長時間に及ぶ同一姿勢の保持などが知られている。これまでに精神分裂病を基礎疾患とする報告が多いが,我々は精神分裂病以外を基礎疾患とした4症例を経験したのでその臨床経過や診断,治療について考察し報告する。この4症例の基礎疾患は薬物依存症,痴呆,てんかん,パーキンソン病であり,精神神経科領域の様々な疾患が横紋筋融解症の基礎疾患となることを示唆している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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