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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻9号

1997年09月発行

短報

悪性リンパ腫によるneurologic paraneoplastic syndromeが疑われた1例

著者: 朝倉聡1 高橋三郎2 小山司1

所属機関: 1北海道大学医学部精神医学教室 2北海道立向陽ヶ丘病院

ページ範囲:P.971 - P.974

文献概要

 悪性腫瘍において,その直接浸潤や転移によらず,腫瘍存在部位以外の組織を障害することがあり,それはparaneoplastic syndromeとして知られている6)。神経系において障害される部位は,大脳,小脳,脳幹,脊髄,神経筋接合部などほとんどすべての領域に及ぶとされる1)。しかも,神経症状が先行し,腫瘍の発見が遅れることが多いとされている。今回,悪性リンパ腫による本症候群として精神神経症状を呈したと考えられる1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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