文献詳細
短報
文献概要
筆者らは,てんかん精神病2例のPET所見についてすでに報告した10)。今回,すでに報告した2例について,PETと同じ時期に採血を施行し,生化学的検査を行った。この2例は,発作が頻発した後に数日間のlucid intervalがあり,その後に精神症状が出現する発作後精神病(postictal psychosis)である。幻覚妄想を認める時期[Py(+)]と認めない時期[Py(-)]に各々採血を連日繰り返し行った。幻覚妄想の精神症状の有無と,血液生化学の変化について考察した。
掲載誌情報