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文献詳細

雑誌文献

精神医学4巻10号

1962年10月発行

文献概要

紹介

“Founders of Neurology”から(5)

著者: 安河内五郎1

所属機関: 1福岡県精神衛生相談所

ページ範囲:P.782 - P.785

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Tkeodor Meynert(1833-1892)
 J. W. Papez
 神経学と精神医学の歴史の中で,Theodor Meynertは,予言者的な存在としてめだつ人である。Flechsig,WernickeおよびForelは彼によつてinspireされた。彼はまたFreudの師でもある。こんにちの神経学および精神医学におけるdynamicな概念の,ある部分はMeynertに負うている。
 MeynertはDresdenの産。Viennaに医学を学び,1861年に学位をとつた。1865年Vienna大学の講師,1866年Wien国立精神病院の屍体解剖者となり,1870年Vienna大学精神科臨床部長,そして1873年には神経科正教授の地位についた。Meynertの精神科のほうのあとがまはKraft Ebing,その後がLeidesdorfである。その後になつて,神経科をもくるめて椅子を引継いだのが,Wagner-Jauregg,Poetrl,Kaudersおよび現在のHoffということになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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