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紹介
“意識内容と大脳機能との相関関係”—Karl Spencer Lashleyの機械論的心身論(2)
著者: 福田哲雄1
所属機関: 1大阪医科大学神経科
ページ範囲:P.125 - P.134
文献購入ページに移動まえがき
前回では,K. S. Lashleyの心身論の具体的内容の出発点となつている彼の学問的立場とその発展の概要とを述べておいた。また,心的現象と大脳機能とを結びつけようとする彼の機械論的意図として,従来考えられて来た心—脳相関の問題構成の不適切さを指摘する具体的な例記に関しても触れておいた。
本号においては,上述のような見解に基づいて提出された彼の理論や仮説を紹介するとともに,それらをめぐつて展開された種々の討論の抜萃を行なつて見ようと思う。
前回では,K. S. Lashleyの心身論の具体的内容の出発点となつている彼の学問的立場とその発展の概要とを述べておいた。また,心的現象と大脳機能とを結びつけようとする彼の機械論的意図として,従来考えられて来た心—脳相関の問題構成の不適切さを指摘する具体的な例記に関しても触れておいた。
本号においては,上述のような見解に基づいて提出された彼の理論や仮説を紹介するとともに,それらをめぐつて展開された種々の討論の抜萃を行なつて見ようと思う。
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