文献詳細
研究と報告
文献概要
Ⅰ.緒言
1924年 Gerstmann5)は,手指失認が,これとは一見互いに無関係にみえる左右障害,失書(失読をともなわないという意味での純粋な失書),失算などと共存しているのに注目し,さらに同様な数例を観察して4つの症状が一定の特定限局部位,すなわち左頭頂,後頭葉移行部に病巣を有することを報告した。
またこれに前後してHermann, Potzl(1926)が同症候群を呈するもので左隅角回転と第2後頭回転の移行部に腫瘍を確かめ,最初の剖検例を提供した。
1924年 Gerstmann5)は,手指失認が,これとは一見互いに無関係にみえる左右障害,失書(失読をともなわないという意味での純粋な失書),失算などと共存しているのに注目し,さらに同様な数例を観察して4つの症状が一定の特定限局部位,すなわち左頭頂,後頭葉移行部に病巣を有することを報告した。
またこれに前後してHermann, Potzl(1926)が同症候群を呈するもので左隅角回転と第2後頭回転の移行部に腫瘍を確かめ,最初の剖検例を提供した。
掲載誌情報