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研究と報告
精神病者の自殺行為—その予告徴候と動機について
著者: 山田広実1
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.183 - P.188
文献購入ページに移動 精神病者の自殺行為はまれではなく,その頻度は多くの研究者によつて高いことが報告されている。しかしこれらの異常行為は正しい治療と適切な処置によれば未然に防ぐことができる。自殺行為を防ぐには,自殺企図前あるいは自殺観念を認めたときの主観的ならびに客観的症状と,動機を明らかにすることが重要と思われる。この見地より,自殺行為を防ぐなんらかの手がかりをうるために,自殺を企図した者あるいは自殺意図を認めた者についてそれらの点を考察することとした。
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