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研究と報告
Emylcamateの使用経験—とくに神経症を中心として
著者: 正橋剛二1 福井悟1 風間興基1
所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.579 - P.584
文献購入ページに移動2.神経症例14例中7例に有効であつたが,心因反応2例,精神分裂病,軽躁状態および軽抑うつ状態の各1例についてはいずれも有効とは認められなかつた。
3.神経症のうちでも,不安を主症状とする例にはとくに有効と考えられた。
4.とくに副作用とするべき身体症状は認められなかつたが,8名の正常人にやや大量(600mg)を1回投与したところ,6名に軽度の酩酊感がみられたことなどから,嗜癖に注意し,必ず医師の指示により使用することが望ましいと思われた。
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