icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学4巻9号

1962年09月発行

文献概要

研究と報告

Phenylketonuriaの1例および文献的考察

著者: 浜中昭彦1 阿部和彦1

所属機関: 1大阪市立大学医学部神経精神科

ページ範囲:P.629 - P.633

文献購入ページに移動
Ⅰ.緒言
 Phenylketonuriaは精神薄弱,色白,赤い毛髪,けいれん発作および錐体外路症状などの症状とともにphenylalanineのtyrosineへの加水分解が阻害される結果尿中にphenylpyruvic acidおよびその誘導体を排泄する精神薄弱の1特異型である。Wright et al21)は本症をHartnup disease,Wilson氏病とともに蛋白質代謝障害をともなつた精神薄弱として分類している。
 本症は1934年Folling7)によつて初めて報告された。その後現在まで本症に関する基礎的および臨床的研究がさかんに行なわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら