文献詳細
研究と報告
文献概要
1)思春期初期に発症した不潔恐怖症の催眠療法による治験例を示した。治療技法としては催眠誘導下での夢誘導の技法を用い,これにより直接的症状除去暗示ではえられなかつた永続的な治癒をみた。
2)治療中えられた夢内容および症状の変化は患者の治癒過程を示すものとしてよく理解することができた。
3)児童から成人への移行期における年代の神経症に対しては,症例を選び,適切な催眠技法を用いることにより,催眠療法が簡便で有効な治療技法として,独自な役割をはたしうると考えられ,今後この方面ではもつと臨床的に応用されてよいと思われる。
2)治療中えられた夢内容および症状の変化は患者の治癒過程を示すものとしてよく理解することができた。
3)児童から成人への移行期における年代の神経症に対しては,症例を選び,適切な催眠技法を用いることにより,催眠療法が簡便で有効な治療技法として,独自な役割をはたしうると考えられ,今後この方面ではもつと臨床的に応用されてよいと思われる。
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