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文献詳細

雑誌文献

精神医学4巻9号

1962年09月発行

文献概要

研究と報告

精神分裂病に対する2,3の向精神薬剤併用療法について—第1報 FluphenazineとChlordiazepoxideの併用

著者: 中村希明1 斧鋭次郎2

所属機関: 1慶応義塾大学神経科 2碧水荘病院

ページ範囲:P.641 - P.649

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Ⅰ.緒言
 精神分裂病に対する化学療法の発達はめざましいものがあり,とくに最近にいたつては,毎年のごとくに新薬が登場して,臨床医をしてその知識の整理に困惑を感じせしめるほどである。
 しかし急性期には優秀な成績を示すこれら薬剤も,陳旧患者には効果がうすく,わずかにPerphenazine,Trifluopromazine,Prochlorperazine,Fluphenazineなどが比較的良好な成績を示すのみである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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