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文献詳細

雑誌文献

精神医学40巻10号

1998年10月発行

文献概要

私のカルテから

発作後に視空間認知障害を示した部分てんかん—SPECTにて右側頭部優位に集積低下が認められた1例

著者: 大橋直哉1 湖海正尋1 堀江由香里2 真城英孝1 守田嘉男1

所属機関: 1兵庫医科大学精神科神経科学教室 2仁明会病院

ページ範囲:P.1126 - P.1127

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 Single photon emission computed tomography(SPECT)により脳血流が測定されるが,一般に脳血流と脳代謝は一致して変化する。このため,SPECTは間接的な脳機能評価法として有用であり,てんかん発作の焦点の検索にも有効であることが近年示されてきている4)。我々は,発作後の一定期間に様々な視空間認知障害を示した部分てんかん患者において,SPECTにより障害部位が強く示唆された症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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