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文献詳細

雑誌文献

精神医学40巻11号

1998年11月発行

文献概要

「精神医学」への手紙

Letter—誰のための無告知投薬か—森山論文を読んで/Answer—レターにお答えして—議論すべきは患者の「自己決定権」との関連ではないか—伊藤氏のご質問に答えて

著者: 伊藤高1 森山成彬2

所属機関: 1医療法人共生会下司病院精神科 2八幡厚生病院

ページ範囲:P.1246 - P.1247

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 本誌1998年5月号掲載「精神科病院外来における無告知投薬の現状」1)を読んで,その治療意義について感じるところを書きたい。
 病識のない精神分裂病患者や躁病患者に対し,ハロペリドール液を告知なく投与することは,少なくとも病的体験や躁状態における問題行動を抑制する意味で,あるいは場合によっては服薬により病感が生じ,自ら服薬が可能になることもあり,拒薬している患者本人にとってもプラスに作用していると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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