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文献詳細

雑誌文献

精神医学40巻12号

1998年12月発行

文献概要

短報

摂食障害患者の血清総コレステロール値

著者: 中井義勝1 濱垣誠司2 高木隆郎3

所属機関: 1京都大学医療技術短期大学部 2京都大学医学部精神科神経科 3高木神経科

ページ範囲:P.1297 - P.1299

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 摂食障害は心身症の代表的疾患で種々の内分泌・代謝異常を来す。神経性無食欲症の血清総コレステロール値は幅広く分布し,高コレステロール血症は神経性無食欲症の33〜61.1%にみられる6〜9,12)
 神経性無食欲症は制限型とむちゃ食い/排出型に下位分類されるが,最近では神経性無食欲症の既往のない神経性大食症(以下BN)が増加している2)。BNの血清総コレステロール値についての報告は少ない9,13)。今回216名という多数のBN患者を対象に血清総コレステロール値を測定し,その結果を神経性無食欲症と比較したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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