我が国においてアルコール関連問題の教育は,小学校から大学のどのレベルをとっても十分に取り上げられてはいない。今日,どの教育機関においても教育の対象となる事柄が膨大な量に膨れ上がり,アルコール問題どころではないのかもしれない。しかし,アルコール問題は成人の間に限らず,青少年の間でも,薬物乱用の波とともに確実に深刻化している。このまま放置してよいものであろうか。危機感を禁じえない。しかるべき情報・教育機関の設立を提言したい。
確かに,我が国ほど飲酒に対して無法状態で無責任な国は恐らくあるまい。先進国では考えられないことが多々まかり通っている。この国ではアルコール製品は,酒屋からはむろんのこと,自動販売機から,コンビニエンス・ストアから,駅の売店からと,どこからでも簡単に購入できる。しかも,未成年者であろうが,その時酩酊していようが,何らの保護もないまま,極めて容易に入手できる。テレビのアルコールのコマーシャルは,法的規制のないままに,飲酒シーンを堂々と見せてくれる。主婦やOLを一般から募った一気飲みのコンテストをテレビで実演してみせて,あげくの果てに多数の女性参加者が急性アルコール中毒を患って救急車で病院に運び込まれたことすらあった。バーや飲食店内での未成年者の飲酒も容易である。政府は,その上,酒類の販売のさらなる規制緩和を検討中という。このような無法状態が青少年や依存症患者や酩酊者を含めた一般庶民に与える教育上の影響を考えると空恐ろしい。「社会は,その中で最も傷つきやすい人たちのニーズにどのように応えているかによって評価される」としたら,我が国はどのような評価を受けるだろうか。
雑誌目次
精神医学40巻2号
1998年02月発行
雑誌目次
巻頭言
アルコール関連問題教育の真空地帯
著者: 林田基
ページ範囲:P.116 - P.117
創刊40周年記念鼎談・21世紀への課題—精神医学の40年を振り返る
日本の精神医学・医療の40年
著者: 秋元波留夫 , 浅井邦彦 , 大熊輝雄
ページ範囲:P.118 - P.130
戦後13年,我が国の精神医学がようやく復興の兆しを見せ始めた1958年,「臨床に則した高度な内容をわかりやすく提供する」を編集方針に誕生した本誌も今年,創刊40周年を迎えました。これを記念して,精神医学・医療のこの40年をリードし,あるいは見守ってこられた方々の鼎談を企画いたしました。隔月掲載にて,精神分裂病研究,老年精神医学,児童精神医学などのテーマでお話し合いいただく予定です。
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
臨床遺伝学からみた分裂感情障害
著者: 南光進一郎
ページ範囲:P.131 - P.134
■臨床遺伝学の役割
臨床遺伝学の役割の1つは,病因としての遺伝と環境の関与を検討することであるが,今1つの役割は疾病分類学に寄与することである。その疾病分類が混沌としている精神疾患においては,臨床遺伝学の方法はとりわけ有用であることが期待される。すなわちある病気(例えば躁うつ病)の罹患者の家系に別の病気(例えば分裂病)が一般集団での頻度より高く観察されるとき,これら2つの病気(躁うつ病と分裂病)は遺伝的に関連している(あるいは遺伝的にみて同一の)病気である可能性がある。一卵性双生児の一方が分裂病で,他方が躁うつ病という組み合わせが,偶然の頻度(200〜300組に1組)より高く観察されるとき,この2つの病気は遺伝学的に見て同一の病気である可能性がある。このようにして臨床遺伝学は,疾病分類学に寄与することができる。実際最近の操作的診断基準の改変は,臨床遺伝学の知識によって行われているところが大きい。
非定型精神病,精神病像を伴う躁うつ病,分裂感情障害の位置づけ—遺伝学および神経生理学的立場より
著者: 米田博
ページ範囲:P.135 - P.139
■はじめに
精神病像を伴う躁うつ病,ことに気分と調和しない精神病像を伴う躁うつ病や分裂感情障害は,国際的な診断基準であるICD-10およびDSM-IVの中で規定されているものの,従来よりその位置づけには多くの異論がある。Gershonら4)は遺伝学的な研究から,分裂感情障害を躁うつ病の1つのスペクトルの中でとらえている。これに対して分裂感情障害の家族内には分裂病の負因が高いとする報告もある。またKendler5)は,気分と調和しない精神病像を伴う感情障害は感情障害の1亜型と考えられると報告しているものの,我々の調査では,家族内負因の変異が定型的な感情障害とは明らかに異なり,異種(heterogeneous)な疾患であることが示唆される。
さらに我が国では,症候学的に極めて近似した非定型精神病概念が,満田8)による遺伝学的な研究から,分裂病,躁うつ病,真性てんかんとは異なる1つの疾患としてnosological(疾病学的)に規定され,内分泌学的,神経生理学的研究も加わり発展してきた10)。この非定型精神病が,精神病像を伴う躁うつ病や分裂感情障害とどのような関係にあるのか,問題も多い。
そこでここでは,まず臨床遺伝学的な研究を基礎とした非定型精神病の概念を紹介し,さらに我々がこれまでに行ってきた臨床遺伝学的,分子遺伝学的,神経生理学的な研究を紹介し,非定型精神病,精神病像を伴う躁うつ病,分裂感情障害の位置づけを考えてみたい。
分裂感情障害および精神病像を伴う双極性障害における脳画像—その診断学的意義
著者: 加藤忠史
ページ範囲:P.141 - P.146
■はじめに
19世紀からZeller,Neumann,Griesingerらにより単一精神病論も提唱されてきたが,Kraepelin以来,大枠では内因性精神病の中に精神分裂病と躁うつ病の両極の存在を認める方向にある。いかなる視点から内因性精神病をこの両極に分けるかという点については,表1のように多くの考え方があるが,周期性に全体的な機能の変調を来す躁うつ病と,慢性的に特定の機能系が障害されている精神分裂病,という大枠でとらえられよう。しかしながら,臨床場面においては,この両極の間には様々な移行形が存在することもまた,周知の事実である。
本稿の目的は,精神分裂病と双極性障害の間にある疾患群の位置づけを,脳画像という生物学的視点からとらえ直すことである。そのため,双極性障害における脳画像所見を精神分裂病の所見と比較検討しながらまとめた後,精神病像を伴う双極性障害および分裂感情障害における脳画像所見をこれらと比較した。
精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の薬物反応性
著者: 森信繁
ページ範囲:P.147 - P.153
非定型精神病という診断名のもとに,精神分裂病・躁うつ病・てんかんという三大内因性精神病の臨床症状の一部を併せ持つ独立した疾患の存在が,満田らによって提唱されてきた5,11,12)。このような病態の存在は欧米の精神科医らによっても報告されており8,12),DSM-IVで診断すれば精神病像を伴う双極型気分障害あるいは分裂感情障害に該当すると考えられる。このDSM-IVにみられる分類からいわゆる非定型精神病を考えると,精神分裂病圏に入れるべき病態か気分障害圏に入れるべき病態かという議論になると思われる。これに対して,我が国では依然としていずれにも似ていて非なる独立の疾患単位であるという立場があり,本疾患の存在をめぐっては精神分裂病圏・気分障害圏・独立した1つの精神障害という議論が行われている現状である。
近年の精神疾患に対する診断方法上の進歩の1つに,内分泌機能検査・脳画像検査などの生物学的マーカーによる診断が挙げられる。しかしながら,うつ病診断とdexamethasone suppressiontestや,アルツハイマー病診断と脳MRI検査との関係をみてもわかるように,精神症状や治療経過の観察とこのような検査結果を照らし合わせて総合的に検討することが,診断学上重要なのは明らかである。そこで今回筆者は,「精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ」という課題に対して,薬物治療を行いながら病状経過を1〜12年の間観察しえた非定型精神病25名を対象に,薬物反応性という視点からの本疾患の位置づけを試みてみた。
画像による非定型精神病の診断的位置づけ
著者: 須賀英道 , 林拓二
ページ範囲:P.155 - P.161
■はじめに
生物学的研究において対象患者の設定に使われる診断が,ICD-10あるいはDSM-IVを代表とする操作的診断基準にほぼ限定されるようになってからすでに十数年が経過したが,その結果,確かに精神科診断に対する信頼性は向上したものの臨床的妥当性が損なわれる傾向にあるのも事実であろう。Kraepelinは臨床症状と経過の観察から内因性精神病を早発性痴呆と躁うつ病とに二分したが,そのどちらにも決めかねる中間群の存在を彼自身も承知していた。こうした中間群に対し,Kleistやその弟子であるLeonhardは,横断面および縦断面からの詳細な観察と遺伝調査によっていくつかの独立した疾患群を提唱し,我が国でも,満田らが厳密な臨床遺伝学的研究に基づいて「非定型精神病」の概念を提唱している。しかし,ICD-10では横断面での病像を重視することから,これらは急性一過性精神病性障害と分裂感情障害,それに精神病症状を伴う気分障害などに分散し,DSM-IVでは分裂病様障害と分裂感情障害,短期精神病性障害,精神病性の特徴を伴う感情障害などが用意されている。しかし,DSM-IIIからDSM-IVへの改訂の歴史をみても,改訂を重ねるたびに疾患名の切り貼りが続けられていることは,操作的診断基準の限界を暗示しているようにも思われる。そもそもこのような中間群の特徴は,病像が多彩で変化しやすいことであり,病相により診断が異なる場合も少なくない。このような場合には同一の患者に多くの診断を下さざるをえなくなるのである。
我々はこうした操作的診断基準の限界を踏まえた上で,満田の「非定型精神病」概念を再びとらえ直すため,その発症年齢と性差6),負因と誘因7),症状と経過8)などを様々な点から検討してきた。本稿では「非定型精神病」と精神分裂病との画像診断的指標を用いた境界づけの可能性について,これまでの我々の研究を中心に取り上げたい。
分裂感情障害研究の方法論的批判
著者: 北村俊則
ページ範囲:P.163 - P.165
精神疾患をいかに分類するかという課題について,生物学的指標biological markerのこれまでの貢献は顕著なものがあった。今回の主題である分裂感情障害schizoaffective disorder(SAD)についても,4名のシンポジストの発表にあるように,当該疾患の他疾患(例えば精神分裂病や純粋の感情障害)からの峻別や,分裂感情障害内部の亜型分類について,有用な情報が与えられている。1990年までの文献検索を行った北村3)は,SADの亜型分類subclassificationの外的指標external criteriaとして症状,家族歴,転帰,治療反応性,検査結果を取り上げ,SADの躁型(双極型),主として感情病性,非慢性のものが純粋な感情病に近く,抑うつ型(単極性),主として精神分裂病性,慢性のものはむしろ精神分裂病に近いと結論した。本シンポジウムでは1990年以降の新しい知見が紹介された。
しかし,生物学的指標の技術的進歩とは裏腹に,SADをめぐる疾病学的nosologicalな議論は残念ながら停滞しているように思える。精神分裂病—分裂感情障害—感情障害という一連の疾患群を,どのように分けるのが最も妥当であるかについての進展はみられていない。なぜこの分野の疾病分類に進展がみられないかを考えると,そもそも19世紀から20世紀にかけて非器質性重症精神疾患を精神分裂病と躁うつ病の2つに分類したことに根源的誤謬があったと考えることができよう。
研究と報告
22q 11.2欠失症候群(CATCH 22)の精神障害—自験5例の報告
著者: 岩井一正 , 石原さかえ , 土渕精一 , 松木秀幸 , 田村敦子 , 松岡瑠美子
ページ範囲:P.167 - P.174
【抄録】心血管奇形,顔貌異常,鼻声などを呈する円錐動脈幹異常顔貌症候群など3つの類縁症候群に共通して,染色体22 q 11の微小欠失が見つかり,これに基づいてCATCH 22の呼称が提唱された。最近は22 q 11.2欠失症候群への改名も提案されている。これまで本症候群には精神分裂病をはじめ精神障害の合併が多いことが報告されてきた。本稿では精神科診療で観察された5例の精神障害を報告する。DSM-IVでは,精神分裂病3例,分裂感情障害1例などに該当した。内因性精神病圏に該当する4例はすべて分裂病症状を呈しており,経過は寛解度が悪く,退行しやすく,また感情病的な揺れが残りやすい。ほとんどの例で社会水準は低下した。
成人病による慢性脳障害の画像疫学—第1報:大脳皮質の萎縮所見の危険因子について
著者: 苗村育郎 , 菅原純哉 , 菱川泰夫
ページ範囲:P.175 - P.182
【抄録】MRI画像上の脳障害の発生要因を明らかにするために,計1,311例の精神科受診者でみられた脳障害を分類し,これらに関与する可能性のある成人病・危険因子群との関係をロジスティック回帰分析によって検討した。その結果,(1)両側対称性の前頭萎縮(FA)には過剰飲酒(AL)と高脂血症(HL)が強い危険因子であるが,両側性の側頭萎縮(TA)に対してはALと高血圧(HT),および脳卒中が有意な危険因子であった。(2)びまん性の脳溝拡大(SD)に対してはALとHTが危険因子とされた。また,海馬の萎縮に対しては,HTが正の,HLは負の危険因子である可能性が示された。(3)側脳室の拡大にはALと心不全が危険因子であり,HTとHLの寄与は少なかった。第三脳室の拡大にもALと虚血性心疾患が有意な寄与を示した。以上の諸関係は,脳画像所見の解釈の基礎となるのみでなく,成人病の脳障害と痴呆予防のためにも重要であると思われる。大脳白質と基底核,脳幹の障害類型とその危険因子については続報15)で論じる。
醜形恐怖症における強迫性の精神力動について
著者: 鍋田恭孝 , 河本勝 , 柏瀬宏隆 , 一ノ渡尚道
ページ範囲:P.183 - P.189
【抄録】醜形恐怖症については,これまでに英米圏からも様々な報告がなされているが,我々が提唱する「中核群」における精神力動を検討した報告は少ない。今回我々は,代表的な症例を示し,醜形恐怖症患者に治療的にかかわる際の基礎となりうる視点を提示した。彼らには「見たくない実際の容姿が見えてしまう不安・恐怖」の打ち消しとしての強迫心性と,「見たい容姿が見いだせない」という裏切られた気持ちに由来する妄想的心性とが混在しているが,基本的な精神病理は強迫心性にある。治療者は,上記の苦悩に対して共感・支持を持ち続けながら,現実指向的・教育的なアプローチを個人療法とグループワークの双方で行っていく必要がある。
精神分裂病の症状群に対する罹病期間の影響
著者: 渡辺慶一郎 , 堀彰 , 武川吉和 , 綱島浩一 , 石原勇 , 寺田倫 , 宇野正威
ページ範囲:P.191 - P.196
【抄録】入院中の精神分裂病(ICD-10)患者254例を対象に,Manchester scale日本語版で精神症状を評価した。罹病期間10年ごとに分類し,症状項目の因子分析を行い以下の結果を得た。(1)陽性症状(幻覚,妄想)と陰性症状(感情の平板化,精神運動減退,寡言・無言)は全罹病期間を通して同一の症状群を形成することはなかった。(2)滅裂思考は罹病期間10年未満の群では独立した症状群を形成していたが,罹病期間10年以上の群では陰性症状と共に同一の症状群を形成していた。(3)不安,抑うつと幻覚,妄想は罹病期間10年未満の群では同一の症状群を形成し,罹病期間20年以上の群では独立した症状群を形成していた。
短報
リチウムおよびカルバマゼピンの血清カルシウム濃度への影響
著者: 新開隆弘 , 吉村玲児 , 寺尾岳
ページ範囲:P.197 - P.199
カルシウム(Ca)は神経伝達において重要な役割を果たしていると考えられている。我々は,基礎研究(in vitro study)でリチウム(Li)およびカルバマゼピン(CBZ)が細胞内へのCa流入を抑制することを報告した6,8)。臨床研究では,Liが血清Ca濃度を上昇させるといった報告2,5)や変化させないといった報告がある3)。また,CBZに関しては,血清Ca濃度を変化させないといった報告7)やむしろ低下させるといった報告1,4)がある。すなわち,LiおよびCBZの血清Ca濃度に対する影響に関しては,まだ意見の一致がみられていない。
そこで今回我々は,精神科患者を対象にLiとCBZの血清Ca濃度に及ぼす影響について,カルテをもとにretrospectiveに予備的な調査を行ったので,若干の考察を加えて報告する。
治療域の抗てんかん薬により精神症状が出現した脳膿瘍術後てんかんの1例
著者: 宗岡幸広 , 高橋三郎
ページ範囲:P.201 - P.203
てんかんにみられる精神症状の発現要因の1つとして,抗てんかん薬(Antiepileptic drugs;AED)の関与が指摘されているが,多くの報告はAEDの血中濃度が中毒域を示しており5),治療域濃度において幻覚妄想状態が出現したという報告は少ない4,6)。このたび,心気抑うつ状態および幻覚妄想状態を呈し,この精神症状の発現に治療域のAEDの関与が考えられた脳膿瘍術後てんかんの症例を経験したので,精神症状の特徴および発現要因などについて,若干の考察を加えて報告する。
多発性脳梗塞を伴うdiffuse neurofibrillary tangles with calcificationと思われる1臨床例
著者: 松永勉 , 三間清明 , 太田憲輔 , 谷邦彦 , 塚本利雄 , 関根吉統 , 伊豫雅臣 , 森則夫
ページ範囲:P.205 - P.207
近年,痴呆性疾患に対する関心が世界的な高まりをみせ,それに伴ってアルツハイマー型痴呆とは異なる新しい変性性痴呆疾患が報告されるようになった。その1つに,1994年に我が国のKosaka4)によって報告されたdiffuse neurofibrillary tangles with calcification(石灰沈着を伴うびまん性神経原線維変化病,以下DNTC)がある。DNTCは神経病理学的所見に基づいて提唱された疾患単位である。その特徴は前頭・側頭葉の限局性萎縮,Fahr病様の石灰沈着,びまん性で多数のneurofibrillary tangleを認めるが,老人斑やPick嗜銀球を認めないことにあるとされ,現在までに,我が国を中心として約20例の剖検例が報告されている6)。また,その特徴的な画像所見と臨床症状から臨床診断も可能とされているが,筆者らが調べえたところでは,現在までにわずかに3例の臨床報告があるにすぎない2,3,6)。DNTCが独立した疾患単位であることが確立されるためには,剖検例に加え,臨床例の蓄積が必要である。そこで本論文においてDNTCと思われる1臨床例を報告し,若干の考察を加えたい。
後頭葉の血流障害を認めたCharles Bonnet症候群の1例
著者: 神崎昭浩
ページ範囲:P.209 - P.211
Charles Bonnet syndrome(CBS)は正常心理者にみられる複合幻視を特徴とし,希少な現象と考えられてきたが,最近,視覚障害のある高齢者に高頻度に認められることがわかってきた10)。しかし,本邦での報告は少なく,その原因は未だ不明である。今回,後頭葉の血流低下を認めたCBSの71歳女性例を報告し,幻視発現の機序について考察を行った。
私のカルテから
Wernicke-Korsakov脳症を呈したanorexia nervosaの1女児例
著者: 駒井秀次 , 中山道規 , 吉野相英 , 一ノ渡尚道
ページ範囲:P.212 - P.213
Wernicke-Korsakov脳症はサイアミン欠乏を原因とする疾患でアルコール依存症との合併がしばしば認められる。しかし,慢性栄養障害を呈する病態はほかにも数多く存在し,一方では病理所見からアルコール症の有無にかかわらず,生前のWernicke脳症は見落とされがちであることが指摘されてきた。今回,我々はrestrictive typeのanorexia nervosa経過中にWernicke脳症を呈し,垂直性眼球運動障害と失調歩行を残遺するに至った14歳の女児例を経験したので報告する。
シリーズ 日本各地の憑依現象
飛騨高山の憑きもの俗信牛蒡種
著者: 加藤秀明
ページ範囲:P.215 - P.218
■発症・由来・伝承
牛蒡種の牛蒡とは植物のゴボウで,牛蒡種をゴンボダネと読む。牛薄種を端的に言えば,「牛蒡種筋と呼ばれる家系があって,その筋の者に憎悪や羨望などの感情を持たれると,牛蒡種の生霊が憑いて精神異常を来す」とされる憑きもの俗信である。牛蒡種は憑かせる人・憑くもの・憑かれる人の構造が明確で,憑依体が狐つきなどの動物ではなく,生霊である点が特徴である。岐阜県飛騨地方(この中心が高山市)にほぼ特有の迷信であるが,飛騨周辺の地方にも若干存在する。
牛蒡種の発症・由来・伝承といった民俗学的側面については須田の研究3)を紹介しておく。牛蒡種俗信の所在地は飛騨山脈の岐阜県側登山口に一致する。人の生霊が憑くという思想が生じたのは平安時代であり,この時代は山岳宗教の修験者が競って深山幽谷に入り,厳しい修練をし,修験道が隆盛を極めた時代でもある。穂高,槍岳,双六岳,笠岳,乗鞍などの峻嶮高峰のそびえる飛騨山脈のふもとは修験者の格好の修業の場であったに違いない。飛騨地方における中世の神社仏閣の調査によれば,山岳宗教である天台宗と真言宗の寺院,および修験道と関連する白山神社は,飛騨山脈を源とするいくつかの川の流域に数多く存在している。この修験者の宗教的なまじないや祈祷によって,その地域の住民が強い情動体験を受け,祈祷性精神病に類似した特異な精神状態を惹起させられたことは想像に難くない。これを体験した地域の住民は,修験者に対し,畏怖,尊敬,嫌悪などの複雑で無気味な感情を抱き,特異な力を持つ人たちと感じるようになった。そして,修験者が村落に定着した場合,彼らの子孫は特異な力を持ったその筋の者とされ,牛蒡種筋の家系が成立したものと思われる。俗信の発症はおおむね平安時代であろうと推定される。この俗信は飛騨地方の地理文化的条件(四方を山で囲まれ,閉鎖的な部落が多いということのほかに,例えば,上宝村は今なお原始宗教の影響が残り,民俗学的研究の宝庫とされる風土)と,飛騨人の迷信を信じやすい性格傾向(例えば,1966年の出生率が丙午迷信によって全国平均より大幅に減少)などがあって今日まで伝承された。なお,牛蒡種の名称は修験者同士の呼称である「御坊」に由来し,それが植物の牛蒡(その種は人によく付着し,付着したら除去しにくい特性を持つ)に付会されて牛蒡種になった説が最も説得力がある。
動き
「第38回日本児童青年精神医学会総会」印象記
著者: 館直彦
ページ範囲:P.220 - P.221
第38回日本児童青年精神医学会総会(会長:産業医科大学精神神経科学教室阿部和彦教授)は,1997年11月6日より8日まで,北九州市の産業医科大学で開催された。今回の学会には,一般演題のほかに,特別講演,会長講演,シンポジウム,教育に関する委員会セミナー,児童福祉ワークショップといった盛り沢山のプログラムが組まれており,参加者も約700名に上った。学会は好天にも恵まれて,成功裏に終わった。
「第10回日本総合病院精神医学会総会」印象記
著者: 金子晃一
ページ範囲:P.222 - P.223
第10回日本総合病院精神医学会総会は,1997年10月31日,11月1日の両日,兼六園の紅葉も深みを増してきた晩秋の金沢において,金沢大学医学部神経精神医学教室の越野好文教授を会長として,同大学の歴史あるキャンパスを会場に行われた。372名の参加は学会員数1,073名(1997年9月末現在)の実に3割強を数え,これだけでも会員のこの総会にかける意気込みが伝わってくる。
本学会は1988年に第1回総会が東京で開かれて以来,今回で10回目という,歴史は短いが,「右手に総合病院精神医学の学問としての発展を,左手に総合病院精神科に勤務する者の地位の向上を」をスローガンに活動している実践的な学会である。第10回の節目となる今回,「総合病院精神医学への期待と実践」を基本テーマとして行われたが,特別講演,1つのシンポジウム,2つのトピックス,2つのワークショップ,126の口演による一般演題,市民フォーラムという,たいへんに盛り沢山で充実した内容であった。
基本情報

バックナンバー
66巻12号(2024年12月発行)
特集 「治療を終える」に向き合う
66巻11号(2024年11月発行)
特集 「難治例」の臨床—治療に難渋する時の診断,治療,そして予防
66巻10号(2024年10月発行)
特集 不登校の理解と支援
66巻9号(2024年9月発行)
特集 —身体疾患の患者・家族のこころを支える—コンサルテーション・リエゾン精神医学
66巻8号(2024年8月発行)
特集 現代における解離—診断概念の変遷を踏まえ臨床的な理解を深める
66巻7号(2024年7月発行)
特集 アディクション—コロナ禍で変わったこと,変わらないこと
66巻6号(2024年6月発行)
特集 精神疾患の気づきと病識
66巻5号(2024年5月発行)
増大号特集 精神科診療における臨床評価尺度・検査を極める—エキスパートによる実践的活用法
66巻4号(2024年4月発行)
特集 精神疾患・精神症状にはどこまで脳器質的背景があるのか—現代の視点から見直す
66巻3号(2024年3月発行)
特集 精神疾患への栄養学的アプローチ
66巻2号(2024年2月発行)
特集 うつ病のバイオマーカー開発の試み
66巻1号(2024年1月発行)
特集 性差と精神医学—なぜ頻度や重症度に差があるのか
65巻12号(2023年12月発行)
特集 精神科領域の専門資格—どうやって取得し,どのように臨床へ活かすか
65巻11号(2023年11月発行)
特集 精神疾患回復の時間経過を見通す
65巻10号(2023年10月発行)
特集 DSM-5からDSM-5-TRへ—何が変わったのか
65巻9号(2023年9月発行)
特集 拡がり続ける摂食障害(摂食症)—一般化とともに拡散・難治化する精神病理にどう対処するか
65巻8号(2023年8月発行)
特集 複雑性PTSDの臨床
65巻7号(2023年7月発行)
特集 子どものうつ病に気づく
65巻6号(2023年6月発行)
特集 精神科医療の必須検査—精神科医が知っておきたい臨床検査の最前線
65巻5号(2023年5月発行)
増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
65巻4号(2023年4月発行)
特集 わが国の若手による統合失調症研究最前線
65巻3号(2023年3月発行)
特集 災害精神医学—自然災害,人為災害,感染症パンデミックとこころのケア
65巻2号(2023年2月発行)
特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
65巻1号(2023年1月発行)
特集 精神医学における臨床研究のすゝめ—わが国で行われたさまざまな精神医学臨床研究を参考にして
64巻12号(2022年12月発行)
特集 死別にまつわる心理的苦痛—背景理論からケアおよびマネジメントまで
64巻11号(2022年11月発行)
特集 ひきこもりの理解と支援
64巻10号(2022年10月発行)
特集 精神・神経疾患に併存する過眠の背景病態と治療マネジメント
64巻9号(2022年9月発行)
特集 学校で精神疾患を「自分のこと」として教育する
64巻8号(2022年8月発行)
特集 ジェンダーをめぐる諸課題を理解する
64巻7号(2022年7月発行)
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
64巻6号(2022年6月発行)
特集 認知症診療の新潮流—近未来の認知症診療に向けて
64巻5号(2022年5月発行)
増大号特集 精神科診療のピットフォール
64巻4号(2022年4月発行)
特集 家族支援を考える
64巻3号(2022年3月発行)
特集 精神神経疾患の治療とQOL
64巻2号(2022年2月発行)
特集 精神科におけるオンライン診療
64巻1号(2022年1月発行)
特集 超高齢期の精神疾患
63巻12号(2021年12月発行)
特集 うつ病のニューロモデュレーション治療の新展開
63巻11号(2021年11月発行)
特集 「実感と納得」に向けた病気と治療の伝え方
63巻10号(2021年10月発行)
特集 統合失調症の心理社会的治療—どのように使い分け,効果を最大化するか
63巻9号(2021年9月発行)
特集 産業精神保健の現状と課題
63巻8号(2021年8月発行)
特集 認知症診療における精神科医の役割を再考する
63巻7号(2021年7月発行)
特集 自殺の現状と予防対策—COVID-19の影響も含めて
63巻6号(2021年6月発行)
特集 強迫についてあらためて考える
63巻5号(2021年5月発行)
増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
63巻4号(2021年4月発行)
特集 精神医療に関する疫学のトピック—記述疫学,リスク研究からコホート研究まで
63巻3号(2021年3月発行)
特集 サイコーシスとは何か—概念,病態生理,診断・治療における意義
63巻2号(2021年2月発行)
特集 いじめと精神医学
63巻1号(2021年1月発行)
特集 新型コロナウイルス感染症ただなかの精神医療
62巻12号(2020年12月発行)
特集 身体症状症の病態と治療—器質因がはっきりしない身体症状をどう扱うか?
62巻11号(2020年11月発行)
特集 若年性認知症の疫学・臨床・社会支援
62巻10号(2020年10月発行)
特集 精神科臨床における共同意思決定(SDM)
62巻9号(2020年9月発行)
特集 周産期メンタルヘルスの今
62巻8号(2020年8月発行)
特集 精神科医療における病名告知—伝えるか,伝えるべきでないか?伝えるなら,いつ,どのように伝えるか?
62巻7号(2020年7月発行)
特集 「大人の発達障害」をめぐる最近の動向
62巻6号(2020年6月発行)
特集 精神科診断分類の背景にある考え方
62巻5号(2020年5月発行)
増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
62巻4号(2020年4月発行)
特集 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用
62巻3号(2020年3月発行)
特集 精神医学・医療の未来を拓く人材育成
62巻2号(2020年2月発行)
特集 発達障害と認知症をめぐって
62巻1号(2020年1月発行)
特集 SUN☺D臨床試験のインパクト—日本初の医師主導型抗うつ薬大規模臨床試験から学ぶ
61巻12号(2019年12月発行)
特集 精神疾患における病識・疾病認識—治療における意義
61巻11号(2019年11月発行)
特集 医療現場での怒り—どのように評価しどのように対応するべきか
61巻10号(2019年10月発行)
特集 トラウマインフォームドケアと小児期逆境体験
61巻9号(2019年9月発行)
特集 高齢者の精神科救急・急性期医療
61巻8号(2019年8月発行)
特集 光と精神医学
61巻7号(2019年7月発行)
特集 今再び問う,内因性精神疾患と心因性精神疾患の概念
61巻6号(2019年6月発行)
特集 マインドフルネス療法は他の精神療法と何が違うのか?
61巻5号(2019年5月発行)
特集 精神医学における主観と主体
61巻4号(2019年4月発行)
特集 統合失調症の治療ゴールをめぐって
61巻3号(2019年3月発行)
特集 ICD-11のチェックポイント
61巻2号(2019年2月発行)
オピニオン パーソナリティ障害の現在
61巻1号(2019年1月発行)
特集 高齢者のメンタルヘルス
60巻12号(2018年12月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅱ)
60巻11号(2018年11月発行)
特集 精神科臨床から何を学び,何を継承し,精神医学を改革・改良できたか(Ⅰ)
60巻10号(2018年10月発行)
特集 こころの発達の問題に関する“古典”をふりかえる
60巻9号(2018年9月発行)
特集 不眠症の治療と睡眠薬
60巻8号(2018年8月発行)
特集 作業療法を活用するには
60巻7号(2018年7月発行)
特集 双極Ⅱ型をめぐる諸問題
60巻6号(2018年6月発行)
特集 医療・医学の課題としての身体合併症
60巻5号(2018年5月発行)
特集 サイコオンコロジー
60巻4号(2018年4月発行)
特集 精神科診療におけるてんかん
60巻3号(2018年3月発行)
特集 せん妄をめぐる最近の動向
60巻2号(2018年2月発行)
特集 多様なアディクションとその対応
60巻1号(2018年1月発行)
特集 Research Domain Criteria(RDoC)プロジェクトの目指す新たな精神医学診断・評価システム
59巻12号(2017年12月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅱ)
59巻11号(2017年11月発行)
特集 「統合失調症」再考(Ⅰ)
59巻10号(2017年10月発行)
59巻9号(2017年9月発行)
特集 精神疾患の生物学的診断指標—現状と開発研究の展望
59巻8号(2017年8月発行)
特集 国連障害者権利条約と権利ベースのアプローチ
59巻7号(2017年7月発行)
特集 MRIのT2・FLAIR画像での白質高信号の意味を読み解く
59巻6号(2017年6月発行)
特集 精神医学と睡眠学の接点
59巻5号(2017年5月発行)
特集 認知行動療法の現在とこれから—医療現場への普及と質の確保に向けて
59巻4号(2017年4月発行)
特集 改正道路交通法と医療の視点
59巻3号(2017年3月発行)
特集 ADHDをめぐる最近の動向
59巻2号(2017年2月発行)
オピニオン 精神科医にとっての薬物療法の意味
59巻1号(2017年1月発行)
特集 インターネット依存の現在
58巻12号(2016年12月発行)
58巻11号(2016年11月発行)
特集 認知症の人の認知機能障害,生活障害,行動・心理症状の構造
58巻10号(2016年10月発行)
58巻9号(2016年9月発行)
特集 精神科臨床にみる家庭・家族の現在—何が変わり何が変わらないのか?
58巻8号(2016年8月発行)
58巻7号(2016年7月発行)
特集 精神疾患の予防と早期治療アップデート
58巻6号(2016年6月発行)
58巻5号(2016年5月発行)
特集 成人の自閉スペクトラム症とライフステージの課題
58巻4号(2016年4月発行)
58巻3号(2016年3月発行)
58巻2号(2016年2月発行)
特集 妊娠・出産・育児とメンタルヘルスケア
58巻1号(2016年1月発行)
特集 社会認知研究の最近の動向
57巻12号(2015年12月発行)
57巻11号(2015年11月発行)
シンポジウム 家族と当事者からみた精神科医療・精神医学
57巻10号(2015年10月発行)
特集 精神医学と神経学の境界領域—最近のトピックスから
57巻9号(2015年9月発行)
特集 統合失調症の認知機能障害の臨床的意義
57巻8号(2015年8月発行)
オピニオン DSM-5—私はこう思う
57巻7号(2015年7月発行)
特集 自殺対策の現状
57巻6号(2015年6月発行)
57巻5号(2015年5月発行)
57巻4号(2015年4月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅱ)
57巻3号(2015年3月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と今後の展望(Ⅰ)
57巻2号(2015年2月発行)
57巻1号(2015年1月発行)
特集 今後の産業精神保健の課題—近年の行政施策の動向をふまえて
56巻12号(2014年12月発行)
56巻11号(2014年11月発行)
56巻10号(2014年10月発行)
特集 良質かつ適切な医療の提供—改正精神保健福祉法41条の具体化
56巻9号(2014年9月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅱ)
56巻8号(2014年8月発行)
特集 うつ病の早期介入,予防(Ⅰ)
56巻7号(2014年7月発行)
56巻6号(2014年6月発行)
56巻5号(2014年5月発行)
特集 大学生とメンタルヘルス―保健管理センターのチャレンジ
56巻4号(2014年4月発行)
56巻3号(2014年3月発行)
56巻2号(2014年2月発行)
56巻1号(2014年1月発行)
55巻12号(2013年12月発行)
55巻11号(2013年11月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅱ
55巻10号(2013年10月発行)
特集 アンチスティグマ活動の新しい転機Ⅰ
55巻9号(2013年9月発行)
オピニオン 精神科医にとっての精神療法の意味
55巻8号(2013年8月発行)
特集 職場のメンタルヘルスと復職支援─その効果的な利用のために
55巻7号(2013年7月発行)
55巻6号(2013年6月発行)
55巻5号(2013年5月発行)
55巻4号(2013年4月発行)
55巻3号(2013年3月発行)
特集 SST最近の進歩と広がり
55巻2号(2013年2月発行)
55巻1号(2013年1月発行)
54巻12号(2012年12月発行)
54巻11号(2012年11月発行)
特集 アルコール・薬物関連障害
54巻10号(2012年10月発行)
特集 医療法に基づく精神疾患の地域医療計画策定
54巻9号(2012年9月発行)
54巻8号(2012年8月発行)
54巻7号(2012年7月発行)
54巻6号(2012年6月発行)
54巻5号(2012年5月発行)
54巻4号(2012年4月発行)
オピニオン マインドフルネス/アクセプタンス認知行動療法と森田療法
54巻3号(2012年3月発行)
オピニオン 認知症の終末期医療の対応:現状と課題―尊厳をどう守るか
54巻2号(2012年2月発行)
特集 障害者権利条約批准に係る国内法の整備:今後の精神科医療改革への萌芽
54巻1号(2012年1月発行)
53巻12号(2011年12月発行)
シンポジウム 精神医学研究の到達点と展望
53巻11号(2011年11月発行)
特集 震災時の避難大作戦:精神科編
53巻10号(2011年10月発行)
特集 裁判員制度と精神鑑定
53巻9号(2011年9月発行)
53巻8号(2011年8月発行)
特集 性同一性障害(GID)
53巻7号(2011年7月発行)
53巻6号(2011年6月発行)
53巻5号(2011年5月発行)
特集 成人てんかんの国際分類と医療の現状
53巻4号(2011年4月発行)
シンポジウム 気分障害の生物学的研究の最新動向─DSM,ICD改訂に向けて
53巻3号(2011年3月発行)
53巻2号(2011年2月発行)
特集 統合失調症の予後改善に向けての新たな戦略
53巻1号(2011年1月発行)
52巻12号(2010年12月発行)
52巻11号(2010年11月発行)
52巻10号(2010年10月発行)
特集 高次脳機能障害をめぐって
52巻9号(2010年9月発行)
52巻8号(2010年8月発行)
52巻7号(2010年7月発行)
52巻6号(2010年6月発行)
52巻5号(2010年5月発行)
特集 児童期における精神疾患の非定型性―成人期の精神疾患と対比して
52巻4号(2010年4月発行)
特集 内因性精神疾患の死後脳研究
52巻3号(2010年3月発行)
特集 総合病院精神科衰退の危機と総合病院精神医学会の果たすべき役割
52巻2号(2010年2月発行)
52巻1号(2010年1月発行)
51巻12号(2009年12月発行)
51巻11号(2009年11月発行)
特集 現代の自殺をめぐる話題
51巻10号(2009年10月発行)
特集 若年性認知症をめぐる諸問題
51巻9号(2009年9月発行)
51巻8号(2009年8月発行)
51巻7号(2009年7月発行)
特集 精神疾患と睡眠マネージメント―最新の知見
51巻6号(2009年6月発行)
51巻5号(2009年5月発行)
51巻4号(2009年4月発行)
シンポジウム うつ病と自殺に医師はどう対応するのか―医師臨床研修並びに生涯研修における精神科の役割
51巻3号(2009年3月発行)
特集 社会脳をめぐって
51巻2号(2009年2月発行)
シンポジウム 統合失調症の脳科学
51巻1号(2009年1月発行)
50巻12号(2008年12月発行)
特集 Assertive Community Treatment(ACT)は日本の地域精神医療の柱になれるか?
50巻11号(2008年11月発行)
50巻10号(2008年10月発行)
50巻9号(2008年9月発行)
50巻8号(2008年8月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅱ
50巻7号(2008年7月発行)
特集 成人期のアスペルガー症候群・Ⅰ
50巻6号(2008年6月発行)
特集 疲労と精神障害―ストレス-疲労-精神障害について
50巻5号(2008年5月発行)
50巻4号(2008年4月発行)
50巻3号(2008年3月発行)
特集 精神疾患に対する早期介入の現状と将来
50巻2号(2008年2月発行)
50巻1号(2008年1月発行)
特集 精神医学的コミュニケーションとは何か―精神科専門医を目指す人のために
49巻12号(2007年12月発行)
49巻11号(2007年11月発行)
シンポジウム ストレスと精神生物学―新しい診断法を目指して
49巻10号(2007年10月発行)
49巻9号(2007年9月発行)
特集 「緩和ケアチーム」―精神科医に期待すること,精神科医ができること
49巻8号(2007年8月発行)
49巻7号(2007年7月発行)
特集 レビー小体型認知症をめぐって
49巻6号(2007年6月発行)
49巻5号(2007年5月発行)
特集 睡眠と精神医学:「睡眠精神医学」の推進
49巻4号(2007年4月発行)
49巻3号(2007年3月発行)
特集 統合失調症と感情障害の補助診断法の最近の進歩
49巻2号(2007年2月発行)
49巻1号(2007年1月発行)
シンポジウム 児童思春期の攻撃性・衝動性の理解と援助-ライフサイクルの視点から考える
48巻12号(2006年12月発行)
シンポジウム 気分障害治療の新たな展開
48巻11号(2006年11月発行)
48巻10号(2006年10月発行)
48巻9号(2006年9月発行)
特集 新医師臨床研修制度に基づく精神科ローテート研修の評価
48巻8号(2006年8月発行)
48巻7号(2006年7月発行)
48巻6号(2006年6月発行)
特集 オグメンテーション療法か,多剤併用療法か
48巻5号(2006年5月発行)
シンポジウム MCIとLNTDをめぐって
48巻4号(2006年4月発行)
48巻3号(2006年3月発行)
特集 災害精神医学の10年―経験から学ぶ
48巻2号(2006年2月発行)
48巻1号(2006年1月発行)
47巻12号(2005年12月発行)
シンポジウム 精神医療システムの改革:その理念とエビデンス
47巻11号(2005年11月発行)
特集 電気けいれん療法
47巻10号(2005年10月発行)
47巻9号(2005年9月発行)
47巻8号(2005年8月発行)
特集 リエゾン精神医学の現状と課題
47巻7号(2005年7月発行)
47巻6号(2005年6月発行)
47巻5号(2005年5月発行)
47巻4号(2005年4月発行)
47巻3号(2005年3月発行)
47巻2号(2005年2月発行)
特集 時代による精神疾患の病像変化
47巻1号(2005年1月発行)
46巻12号(2004年12月発行)
46巻11号(2004年11月発行)
46巻10号(2004年10月発行)
特集 精神科医療における介護保険制度
46巻9号(2004年9月発行)
46巻8号(2004年8月発行)
シンポジウム 精神障害治療の新展開
46巻7号(2004年7月発行)
46巻6号(2004年6月発行)
特集 精神科医療における危機介入
46巻5号(2004年5月発行)
46巻4号(2004年4月発行)
46巻3号(2004年3月発行)
46巻2号(2004年2月発行)
46巻1号(2004年1月発行)
特集 臨床心理技術者の国家資格化についての主張
45巻12号(2003年12月発行)
特集 統合失調症と認知機能―最近の話題
45巻11号(2003年11月発行)
特集 ICFと精神医学
45巻10号(2003年10月発行)
特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか
45巻9号(2003年9月発行)
45巻8号(2003年8月発行)
シンポジウム 痴呆症とパーキンソン病研究の新展開―原因分子の発見をてがかりとして
45巻7号(2003年7月発行)
45巻6号(2003年6月発行)
特集 統合失調症とは何か―Schizophrenia概念の変遷
45巻5号(2003年5月発行)
45巻4号(2003年4月発行)
特集 新医師臨床研修制度の課題―求められる医師像と精神科卒後教育の役割
45巻3号(2003年3月発行)
特集 ひきこもりの病理と診断・治療
45巻2号(2003年2月発行)
45巻1号(2003年1月発行)
44巻12号(2002年12月発行)
シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題
44巻11号(2002年11月発行)
特集 精神疾患の脳画像解析と臨床応用の将来
44巻10号(2002年10月発行)
44巻9号(2002年9月発行)
44巻8号(2002年8月発行)
特集 精神疾患と認知機能
44巻7号(2002年7月発行)
特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
44巻6号(2002年6月発行)
特集 司法精神医学の今日的課題
44巻5号(2002年5月発行)
44巻4号(2002年4月発行)
44巻3号(2002年3月発行)
特集 新しい向精神薬の薬理・治療
44巻2号(2002年2月発行)
44巻1号(2002年1月発行)
43巻12号(2001年12月発行)
43巻11号(2001年11月発行)
特集 青少年犯罪と精神医学
43巻10号(2001年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病の心理社会的治療の進歩
43巻9号(2001年9月発行)
43巻8号(2001年8月発行)
43巻7号(2001年7月発行)
43巻6号(2001年6月発行)
特集 社会構造の変化と高齢者問題
43巻5号(2001年5月発行)
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
43巻4号(2001年4月発行)
43巻3号(2001年3月発行)
43巻2号(2001年2月発行)
特集 今,なぜ病跡学か
43巻1号(2001年1月発行)
42巻12号(2000年12月発行)
シンポジウム ライフサイクルと睡眠障害
42巻11号(2000年11月発行)
42巻10号(2000年10月発行)
特集 職場の精神保健
42巻9号(2000年9月発行)
42巻8号(2000年8月発行)
42巻7号(2000年7月発行)
42巻6号(2000年6月発行)
42巻5号(2000年5月発行)
特集 精神疾患の発病規定因子
42巻4号(2000年4月発行)
42巻3号(2000年3月発行)
特別企画 精神医学,医療の将来
42巻2号(2000年2月発行)
シンポジウム 新しい精神医学の構築—21世紀への展望
42巻1号(2000年1月発行)
41巻12号(1999年12月発行)
特集 児童精神科医療の課題
41巻11号(1999年11月発行)
41巻10号(1999年10月発行)
41巻9号(1999年9月発行)
41巻8号(1999年8月発行)
41巻7号(1999年7月発行)
41巻6号(1999年6月発行)
特集 治療抵抗性の精神障害とその対応
41巻5号(1999年5月発行)
41巻4号(1999年4月発行)
41巻3号(1999年3月発行)
41巻2号(1999年2月発行)
41巻1号(1999年1月発行)
特集 記憶障害の臨床
40巻12号(1998年12月発行)
シンポジウム がん,臓器移植とリエゾン精神医学—チーム医療における心のケア
40巻11号(1998年11月発行)
40巻10号(1998年10月発行)
40巻9号(1998年9月発行)
40巻8号(1998年8月発行)
シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス
40巻7号(1998年7月発行)
40巻6号(1998年6月発行)
40巻5号(1998年5月発行)
特集 アジアにおける最近の精神医学事情
40巻4号(1998年4月発行)
40巻3号(1998年3月発行)
40巻2号(1998年2月発行)
特集 精神病像を伴う躁うつ病および分裂感情障害の位置づけ—生物学的マーカーと診断・治療
40巻1号(1998年1月発行)
39巻12号(1997年12月発行)
39巻11号(1997年11月発行)
特集 精神科における合理的薬物選択アルゴリズム
39巻10号(1997年10月発行)
39巻9号(1997年9月発行)
39巻8号(1997年8月発行)
シンポジウム スーパービジョンとコンサルテーション—地域精神医療の方法
39巻7号(1997年7月発行)
39巻6号(1997年6月発行)
39巻5号(1997年5月発行)
特集 学校精神保健—教育との連携の実際
39巻4号(1997年4月発行)
39巻3号(1997年3月発行)
39巻2号(1997年2月発行)
39巻1号(1997年1月発行)
38巻12号(1996年12月発行)
シンポジウム 痴呆の薬物療法の最前線—向知性薬の臨床と基礎
38巻11号(1996年11月発行)
特集 精神医学における分子生物学的研究
38巻10号(1996年10月発行)
38巻9号(1996年9月発行)
38巻8号(1996年8月発行)
38巻7号(1996年7月発行)
38巻6号(1996年6月発行)
38巻5号(1996年5月発行)
特集 精神病理学の方法論—記述か計量か
38巻4号(1996年4月発行)
38巻3号(1996年3月発行)
38巻2号(1996年2月発行)
38巻1号(1996年1月発行)
37巻12号(1995年12月発行)
37巻11号(1995年11月発行)
37巻10号(1995年10月発行)
37巻9号(1995年9月発行)
37巻8号(1995年8月発行)
特集 外来精神科医療の現状と課題
37巻7号(1995年7月発行)
特集 阪神・淡路大震災—現場からの報告
37巻6号(1995年6月発行)
37巻5号(1995年5月発行)
37巻4号(1995年4月発行)
37巻3号(1995年3月発行)
37巻2号(1995年2月発行)
37巻1号(1995年1月発行)
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
36巻12号(1994年12月発行)
シンポジウム アルツハイマー型痴呆の診断をめぐって
36巻11号(1994年11月発行)
36巻10号(1994年10月発行)
36巻9号(1994年9月発行)
36巻8号(1994年8月発行)
36巻7号(1994年7月発行)
36巻6号(1994年6月発行)
特集 精神医学と生物科学のクロストーク
36巻5号(1994年5月発行)
特集 精神疾患の新しい診断分類
36巻4号(1994年4月発行)
36巻3号(1994年3月発行)
36巻2号(1994年2月発行)
36巻1号(1994年1月発行)
特集 精神科治療の奏効機序
35巻12号(1993年12月発行)
35巻11号(1993年11月発行)
35巻10号(1993年10月発行)
35巻9号(1993年9月発行)
35巻8号(1993年8月発行)
シンポジウム 精神障害者の権利と能力—精神医学的倫理のジレンマ
35巻7号(1993年7月発行)
35巻6号(1993年6月発行)
35巻5号(1993年5月発行)
35巻4号(1993年4月発行)
特集 現代日本の社会精神病理
35巻3号(1993年3月発行)
35巻2号(1993年2月発行)
特集 加齢に関する精神医学的な問題
35巻1号(1993年1月発行)
34巻12号(1992年12月発行)
特集 精神科領域におけるインフォームド・コンセント
34巻11号(1992年11月発行)
34巻10号(1992年10月発行)
34巻9号(1992年9月発行)
34巻8号(1992年8月発行)
特集 薬物依存の臨床
34巻7号(1992年7月発行)
34巻6号(1992年6月発行)
34巻5号(1992年5月発行)
34巻4号(1992年4月発行)
34巻3号(1992年3月発行)
シンポジウム 境界例の診断と治療
34巻2号(1992年2月発行)
34巻1号(1992年1月発行)
33巻12号(1991年12月発行)
特集 不安の病理
33巻11号(1991年11月発行)
33巻10号(1991年10月発行)
33巻9号(1991年9月発行)
33巻8号(1991年8月発行)
33巻7号(1991年7月発行)
33巻6号(1991年6月発行)
33巻5号(1991年5月発行)
33巻4号(1991年4月発行)
33巻3号(1991年3月発行)
33巻2号(1991年2月発行)
特集 精神科領域におけるレセプター機能の研究の進歩
33巻1号(1991年1月発行)
32巻12号(1990年12月発行)
シンポジウム 「うつ」と睡眠
32巻11号(1990年11月発行)
32巻10号(1990年10月発行)
32巻9号(1990年9月発行)
32巻8号(1990年8月発行)
特集 精神疾患の現代的病像をめぐって
32巻7号(1990年7月発行)
32巻6号(1990年6月発行)
特集 精神分裂病の生物学的研究
32巻5号(1990年5月発行)
32巻4号(1990年4月発行)
32巻3号(1990年3月発行)
特集 向精神薬の見逃されやすい副作用と対策
32巻2号(1990年2月発行)
32巻1号(1990年1月発行)
31巻12号(1989年12月発行)
31巻11号(1989年11月発行)
31巻10号(1989年10月発行)
シンポジウム 精神障害者の責任能力
31巻9号(1989年9月発行)
31巻8号(1989年8月発行)
31巻7号(1989年7月発行)
31巻6号(1989年6月発行)
特集 現代社会と家族—諸病態との関連から
31巻5号(1989年5月発行)
31巻4号(1989年4月発行)
31巻3号(1989年3月発行)
31巻2号(1989年2月発行)
31巻1号(1989年1月発行)
特集 サーカディアンリズム—基礎から臨床へ
30巻12号(1988年12月発行)
30巻11号(1988年11月発行)
シンポジウム 痴呆とパーキンソニズム
30巻10号(1988年10月発行)
30巻9号(1988年9月発行)
特集 世界の精神科医療の動向
30巻8号(1988年8月発行)
30巻7号(1988年7月発行)
30巻6号(1988年6月発行)
シンポジウム 地域ケアと精神保健
30巻5号(1988年5月発行)
30巻4号(1988年4月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第2部
30巻3号(1988年3月発行)
創刊30周年記念特集 精神医学—最近の進歩 第1部
30巻2号(1988年2月発行)
30巻1号(1988年1月発行)
29巻12号(1987年12月発行)
特集 躁うつ病とセロトニン
29巻11号(1987年11月発行)
29巻10号(1987年10月発行)
29巻9号(1987年9月発行)
29巻8号(1987年8月発行)
29巻7号(1987年7月発行)
29巻6号(1987年6月発行)
29巻5号(1987年5月発行)
29巻4号(1987年4月発行)
29巻3号(1987年3月発行)
29巻2号(1987年2月発行)
29巻1号(1987年1月発行)
特集 老年精神医学
28巻12号(1986年12月発行)
28巻11号(1986年11月発行)
特集 脳の働きと心―大脳の機能をめぐって
28巻10号(1986年10月発行)
28巻9号(1986年9月発行)
28巻8号(1986年8月発行)
28巻7号(1986年7月発行)
28巻6号(1986年6月発行)
28巻5号(1986年5月発行)
28巻4号(1986年4月発行)
28巻3号(1986年3月発行)
28巻2号(1986年2月発行)
特集 現代の子供—心身の発達とその病理—東京都精神医学総合研究所 第13回シンボジウムから
28巻1号(1986年1月発行)
27巻12号(1985年12月発行)
特集 摂食障害の心理と治療
27巻11号(1985年11月発行)
27巻10号(1985年10月発行)
27巻9号(1985年9月発行)
27巻8号(1985年8月発行)
27巻7号(1985年7月発行)
27巻6号(1985年6月発行)
特集 前頭葉の神経心理学
27巻5号(1985年5月発行)
特集 精神分裂病の成因と治療—東京都精神医学総合研究所 第12回シンポジウムから
27巻4号(1985年4月発行)
27巻3号(1985年3月発行)
27巻2号(1985年2月発行)
特集 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)―その病態と臨床
27巻1号(1985年1月発行)
26巻12号(1984年12月発行)
26巻11号(1984年11月発行)
26巻10号(1984年10月発行)
26巻9号(1984年9月発行)
26巻8号(1984年8月発行)
26巻7号(1984年7月発行)
特集 側頭葉障害における言語症状
26巻6号(1984年6月発行)
26巻5号(1984年5月発行)
26巻4号(1984年4月発行)
26巻3号(1984年3月発行)
26巻2号(1984年2月発行)
特集 DSM-III—その有用性と問題点
26巻1号(1984年1月発行)
特集 精神疾患に対する神経内分泌的アプローチ
25巻12号(1983年12月発行)
特集 カルバマゼピンの向精神作用
25巻11号(1983年11月発行)
25巻10号(1983年10月発行)
特集 少年非行の心理と病理—東京都精神医学総合研究所 第11回シンポジウムから
25巻9号(1983年9月発行)
25巻8号(1983年8月発行)
特集 児童精神医学の現状と将来—都立梅ケ丘病院30周年記念シンポジウムから
25巻7号(1983年7月発行)
25巻6号(1983年6月発行)
25巻5号(1983年5月発行)
25巻4号(1983年4月発行)
特集 聴覚失認
25巻3号(1983年3月発行)
特集 精神医学における病態モデル
25巻2号(1983年2月発行)
特集 薬物と睡眠をめぐって
25巻1号(1983年1月発行)
24巻12号(1982年12月発行)
特集 アルコール依存症の精神医学—東京都精神医学総合研究所 第10回シンポジウムから
24巻11号(1982年11月発行)
24巻10号(1982年10月発行)
特集 精神科診療所をめぐる諸問題
24巻9号(1982年9月発行)
24巻8号(1982年8月発行)
24巻7号(1982年7月発行)
24巻6号(1982年6月発行)
24巻5号(1982年5月発行)
24巻4号(1982年4月発行)
特集 視覚失認
24巻3号(1982年3月発行)
24巻2号(1982年2月発行)
特集 リチウムの臨床と基礎—最近の話題
24巻1号(1982年1月発行)
23巻12号(1981年12月発行)
23巻11号(1981年11月発行)
特集 Ⅱ.アジアにおける精神衛生問題
23巻10号(1981年10月発行)
特集 失行
23巻9号(1981年9月発行)
23巻8号(1981年8月発行)
23巻7号(1981年7月発行)
特集 てんかんのメカニズムと治療—東京都精神医学総合研究所 第8回シンポジウムから
23巻6号(1981年6月発行)
23巻5号(1981年5月発行)
23巻4号(1981年4月発行)
23巻3号(1981年3月発行)
23巻2号(1981年2月発行)
23巻1号(1981年1月発行)
22巻12号(1980年12月発行)
特集 躁うつ病の生物学
22巻11号(1980年11月発行)
特集 Butyrophenone系抗精神病薬の臨床精神薬理学
22巻10号(1980年10月発行)
特集 日本精神医学と松沢病院
22巻9号(1980年9月発行)
22巻8号(1980年8月発行)
特集 思春期の精神医学的諸問題—東京都精神医学総合研究所 第7回シンポジウムから
22巻7号(1980年7月発行)
特集 Brain Function Testへのアプローチ
22巻6号(1980年6月発行)
22巻5号(1980年5月発行)
特集 睡眠研究—最近の進歩
22巻4号(1980年4月発行)
22巻3号(1980年3月発行)
22巻2号(1980年2月発行)
特集 向精神薬をめぐる最近の諸問題
22巻1号(1980年1月発行)
特集 幻覚
21巻12号(1979年12月発行)
21巻11号(1979年11月発行)
特集 精神分裂病の生物学
21巻10号(1979年10月発行)
21巻9号(1979年9月発行)
21巻8号(1979年8月発行)
特集 老人の精神障害—東京都精神医学総合研究所,第6回シンポジウムから
21巻7号(1979年7月発行)
特集 精神分裂病の遺伝因と環境因
21巻6号(1979年6月発行)
特集 創刊20周年記念 第2部
21巻5号(1979年5月発行)
特集 創刊20周年記念 第1部
21巻4号(1979年4月発行)
21巻3号(1979年3月発行)
21巻2号(1979年2月発行)
特集 妄想
21巻1号(1979年1月発行)
20巻12号(1978年12月発行)
特集 精神鑑定
20巻11号(1978年11月発行)
20巻10号(1978年10月発行)
シンポジウム 精神分裂病者の治療について—東京都精神医学総合研究所,第5回シンポジウムから
20巻9号(1978年9月発行)
20巻8号(1978年8月発行)
20巻7号(1978年7月発行)
20巻6号(1978年6月発行)
20巻5号(1978年5月発行)
20巻4号(1978年4月発行)
20巻3号(1978年3月発行)
20巻2号(1978年2月発行)
20巻1号(1978年1月発行)
19巻12号(1977年12月発行)
特集 青年期の精神病理
19巻11号(1977年11月発行)
シンポジウム こころとからだ—東京都精神医学総合研究所,第4回シンポジウムから
19巻10号(1977年10月発行)
19巻9号(1977年9月発行)
19巻8号(1977年8月発行)
特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
19巻7号(1977年7月発行)
19巻6号(1977年6月発行)
19巻5号(1977年5月発行)
19巻4号(1977年4月発行)
特集 精神分裂病の精神生理学
19巻3号(1977年3月発行)
19巻2号(1977年2月発行)
シンポジウム 生のリズムとその障害—東京都精神医学総合研究所,第3回シンポジウムから
19巻1号(1977年1月発行)
18巻12号(1976年12月発行)
特集 近代日本の宗教と精神医学
18巻11号(1976年11月発行)
18巻10号(1976年10月発行)
18巻9号(1976年9月発行)
18巻8号(1976年8月発行)
18巻7号(1976年7月発行)
18巻6号(1976年6月発行)
特集 在宅精神医療—日常生活における指導と治療
18巻5号(1976年5月発行)
シンポジウム 大都市の病理と精神障害—東京都精神医学総合研究所第2回シンポジウムから
18巻4号(1976年4月発行)
18巻3号(1976年3月発行)
18巻2号(1976年2月発行)
18巻1号(1976年1月発行)
17巻13号(1975年12月発行)
臨時増刊号特集 精神医学における日本的特性
17巻12号(1975年12月発行)
17巻11号(1975年11月発行)
17巻10号(1975年10月発行)
17巻9号(1975年9月発行)
17巻8号(1975年8月発行)
17巻7号(1975年7月発行)
17巻6号(1975年6月発行)
17巻5号(1975年5月発行)
17巻4号(1975年4月発行)
17巻3号(1975年3月発行)
17巻2号(1975年2月発行)
17巻1号(1975年1月発行)
16巻12号(1974年12月発行)
16巻11号(1974年11月発行)
シンポジウム 現代における精神医学研究の課題—東京都精神医学総合研究所開設記念シンポジウムから
16巻10号(1974年10月発行)
16巻9号(1974年9月発行)
16巻7号(1974年7月発行)
シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
16巻6号(1974年6月発行)
誌上シンポジウム 日本の精神医療についての4つの意見
16巻5号(1974年5月発行)
16巻4号(1974年4月発行)
16巻3号(1974年3月発行)
16巻2号(1974年2月発行)
16巻1号(1974年1月発行)
15巻12号(1973年12月発行)
特集 精神障害と家族
15巻11号(1973年11月発行)
15巻10号(1973年10月発行)
15巻9号(1973年9月発行)
15巻8号(1973年8月発行)
15巻7号(1973年7月発行)
15巻6号(1973年6月発行)
15巻5号(1973年5月発行)
15巻4号(1973年4月発行)
特集 痴呆の臨床と鑑別
15巻3号(1973年3月発行)
15巻2号(1973年2月発行)
15巻1号(1973年1月発行)
14巻12号(1972年12月発行)
特集 精神障害者の動態
14巻11号(1972年11月発行)
14巻10号(1972年10月発行)
14巻9号(1972年9月発行)
14巻8号(1972年8月発行)
14巻7号(1972年7月発行)
14巻6号(1972年6月発行)
14巻5号(1972年5月発行)
特集 てんかん分類へのアプローチ
14巻4号(1972年4月発行)
14巻3号(1972年3月発行)
14巻2号(1972年2月発行)
特集 作業療法
14巻1号(1972年1月発行)
13巻12号(1971年12月発行)
特集 社会変動と精神医学
13巻11号(1971年11月発行)
13巻10号(1971年10月発行)
特集 内因性精神病の生物学的研究
13巻9号(1971年9月発行)
13巻8号(1971年8月発行)
13巻7号(1971年7月発行)
13巻6号(1971年6月発行)
13巻5号(1971年5月発行)
特集 向精神薬をめぐる問題点
13巻4号(1971年4月発行)
13巻3号(1971年3月発行)
13巻2号(1971年2月発行)
13巻1号(1971年1月発行)
12巻12号(1970年12月発行)
特集 社会のなかの精神科医
12巻11号(1970年11月発行)
12巻10号(1970年10月発行)
12巻9号(1970年9月発行)
12巻8号(1970年8月発行)
12巻7号(1970年7月発行)
12巻6号(1970年6月発行)
特集 境界例の病理と治療
12巻5号(1970年5月発行)
特集 対人恐怖
12巻4号(1970年4月発行)
12巻3号(1970年3月発行)
12巻2号(1970年2月発行)
特集 医療危機と精神科医—第6回日本精神病理・精神療法学会 討論集会をめぐって
12巻1号(1970年1月発行)
11巻12号(1969年12月発行)
11巻11号(1969年11月発行)
11巻10号(1969年10月発行)
11巻9号(1969年9月発行)
11巻8号(1969年8月発行)
11巻7号(1969年7月発行)
11巻6号(1969年6月発行)
11巻5号(1969年5月発行)
特集 心気症をめぐつて
11巻4号(1969年4月発行)
11巻3号(1969年3月発行)
特集 医学教育と精神療法
11巻2号(1969年2月発行)
11巻1号(1969年1月発行)
10巻12号(1968年12月発行)
10巻11号(1968年11月発行)
10巻10号(1968年10月発行)
10巻9号(1968年9月発行)
10巻8号(1968年8月発行)
10巻7号(1968年7月発行)
特集 集団精神療法(日本精神病理・精神療法学会第4回大会シンポジウム)
10巻6号(1968年6月発行)
10巻5号(1968年5月発行)
特集 うつ病—日本精神病理・精神療法学会(第4回大会シンポジウム)
10巻4号(1968年4月発行)
10巻3号(1968年3月発行)
10巻2号(1968年2月発行)
10巻1号(1968年1月発行)
9巻12号(1967年12月発行)
9巻11号(1967年11月発行)
9巻10号(1967年10月発行)
9巻9号(1967年9月発行)
9巻8号(1967年8月発行)
9巻7号(1967年7月発行)
特集 精神療法の技法と理論—とくに人間関係と治癒像をめぐって
9巻6号(1967年6月発行)
特集 心因をめぐる諸問題
9巻5号(1967年5月発行)
特集 創造と表現の病理
9巻4号(1967年4月発行)
特集 精神療法における治癒機転
9巻3号(1967年3月発行)
9巻2号(1967年2月発行)
特集 精神分裂病の診断基準—とくに“Praecoxgefühl”について
9巻1号(1967年1月発行)
特集 内因性精神病の疾病論
8巻12号(1966年12月発行)
特集 うつ病の臨床
8巻11号(1966年11月発行)
特集 宗教と精神医学
8巻10号(1966年10月発行)
特集 地域精神医学—その理論と実践
8巻9号(1966年9月発行)
8巻8号(1966年8月発行)
8巻7号(1966年7月発行)
特集 精神医療体系のなかでの精神病院の位置づけ
8巻6号(1966年6月発行)
特集 薬物と精神療法
8巻5号(1966年5月発行)
8巻4号(1966年4月発行)
特集 精神分裂病の家族研究
8巻3号(1966年3月発行)
特集 精神活動とポリグラフ
8巻2号(1966年2月発行)
8巻1号(1966年1月発行)
7巻12号(1965年12月発行)
7巻11号(1965年11月発行)
7巻10号(1965年10月発行)
7巻9号(1965年9月発行)
7巻8号(1965年8月発行)
7巻7号(1965年7月発行)
7巻6号(1965年6月発行)
特集 呉秀三先生の生誕100年を記念して
7巻5号(1965年5月発行)
7巻4号(1965年4月発行)
7巻3号(1965年3月発行)
特集 精神分裂病の“治癒”とは何か
7巻2号(1965年2月発行)
特集 精神療法の限界と危険
7巻1号(1965年1月発行)
6巻12号(1964年12月発行)
6巻11号(1964年11月発行)
特集 向精神薬・抗けいれん剤の効果判定法
6巻10号(1964年10月発行)
6巻9号(1964年9月発行)
6巻8号(1964年8月発行)
6巻7号(1964年7月発行)
6巻6号(1964年6月発行)
6巻5号(1964年5月発行)
6巻4号(1964年4月発行)
6巻3号(1964年3月発行)
6巻2号(1964年2月発行)
特集 神経症の日本的特性
6巻1号(1964年1月発行)
特集 近接領域からの発言
5巻12号(1963年12月発行)
5巻11号(1963年11月発行)
5巻10号(1963年10月発行)
5巻9号(1963年9月発行)
5巻8号(1963年8月発行)
5巻7号(1963年7月発行)
5巻6号(1963年6月発行)
5巻5号(1963年5月発行)
5巻4号(1963年4月発行)
5巻3号(1963年3月発行)
特集 てんかん
5巻2号(1963年2月発行)
特集 病識〔精神病理懇話会講演および討議〕
5巻1号(1963年1月発行)
4巻12号(1962年12月発行)
4巻11号(1962年11月発行)
特集 睡眠
4巻10号(1962年10月発行)
4巻9号(1962年9月発行)
4巻8号(1962年8月発行)
4巻7号(1962年7月発行)
4巻6号(1962年6月発行)
4巻5号(1962年5月発行)
4巻4号(1962年4月発行)
4巻3号(1962年3月発行)
4巻2号(1962年2月発行)
4巻1号(1962年1月発行)
3巻12号(1961年12月発行)
特集 非定型内因性精神病
3巻11号(1961年11月発行)
3巻10号(1961年10月発行)
3巻9号(1961年9月発行)
3巻8号(1961年8月発行)
3巻7号(1961年7月発行)
3巻6号(1961年6月発行)
3巻5号(1961年5月発行)
3巻4号(1961年4月発行)
3巻3号(1961年3月発行)
3巻2号(1961年2月発行)
3巻1号(1961年1月発行)
特集 妄想の人間学—精神病理懇話会講演ならびに討論