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文献詳細

雑誌文献

精神医学40巻7号

1998年07月発行

文献概要

短報

精神科入院患者における体温と気温との相関関係の検討

著者: 栗田征武1 増子博文2 丹羽真一2 上島雅彦3 高萩健二3 赤沼克也3 橋本直人4 景山和廣4 宍戸文男4

所属機関: 1雲雀ヶ丘病院 2福島県立医科大学神経精神医学教室 3双葉厚生病院 4福島県立医科大学放射線医学講座

ページ範囲:P.769 - P.772

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 1994年の夏は,全国的に記録的な猛暑であり,このためか筆者らが担当した精神科病棟において脱水症や感染症でないにもかかわらず発熱する患者がしばしばみられた。これらの患者の多くは,対症的に全身の冷却,補液のみを行うことで症状が改善した。対照的にその前年の1993年は,記録的な冷夏であり,筆者らが担当した精神科病棟において発熱する患者は,ほとんどみられなかった。そこで,気温が精神科入院患者の体温に与える影響と,体温が気温の影響を受けやすい精神科患者の特徴を明らかにするため次のような検討を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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