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文献詳細

雑誌文献

精神医学40巻8号

1998年08月発行

文献概要

シンポジウム 災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期のメンタルヘルス

【パネルディスカッション】災害のもたらすもの—阪神・淡路大震災復興期の報告

著者: 林春男1 生村吾郎2 加藤寛3 飛鳥井望4 風祭元5

所属機関: 1京都大学防災研究所付属巨大災害研究センター 2生村神経科医院 3兵庫県精神保健協会こころのケアセンター 4東京都精神医学総合研究所 5東京都立松沢病院

ページ範囲:P.897 - P.903

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 司会(風祭) 今日はまず,林先生より,「防災心理学」の立場から被災された方々の心理的状況の一般的推移についてお話をうかがいました。それから,生村先生は実際に精神科の診療所を開業しておられる立場から,被災後の,特に精神医療のニードに焦点を合わせて話されました。加藤先生は,震災後にできた半公的機関である,「こころのケアセンター」での活動を通じて,「こころ」を前面に出すだけでなくて,生活支援,身体的な医療や相談も含めた広い形の活動が必要だと話されました。最後に飛鳥井先生は,企業の職員に対する質問紙調査を通じて,割合大きな企業に勤務するサラリーマンの意識の変化や,PTSDとの関係についてお話をされました。
 最初にパネリストの先生方から意見交換をお願いします。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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