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文献詳細

雑誌文献

精神医学41巻11号

1999年11月発行

文献概要

研究と報告

Risperidone中断により誘発されるけいれん発作

著者: 岡田俊1

所属機関: 1光愛病院

ページ範囲:P.1205 - P.1208

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【抄録】 Risperidone(RIS)8mgからperphenazine(PPZ)4mgに切り替えた2日後より4回の強直間代発作を認めた症例,RIS 3mgからclomipramine(CMI)30mgに切り替えた2日後に強直間代発作を認めた症例を報告し,けいれん発作の抑制系をめぐるセロトニン(5-HT)・ドーパミン(DA)系の相互作用について検討した。RIS中断により5-HT系,DA系の脱抑制を来した状態に,PPZによるDA系の抑制,あるいはCMIによる5-HT系の増強が加わることでけいれん発作が出現したと考えられ,RIS中断後にけいれん発作が誘発される可能性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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