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文献詳細

雑誌文献

精神医学41巻12号

1999年12月発行

文献概要

短報

Risperidone投与後,軽快した思春期妄想症の2例

著者: 佐藤晋爾13 鈴木利人2 塚原直人3 白石博康2

所属機関: 1現,筑波大学附属病院精神神経科 2筑波大学臨床医学系精神医学 3霞水会土浦厚生病院

ページ範囲:P.1339 - P.1341

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 村上ら8,9)は,身体的異常の確信,状況依存的に認める忌避・関係妄想,単一症候的経過などを特徴とする一群を思春期妄想症としてまとめ,数々の報告を行っている。その症状は,堅固さゆえに治療的接近に苦慮することが多い。従来,治療として向精神薬などの使用3,7)や,精神療法的関与について検討されてきた2,7,9,11)。近年,増田ら6)によりrisperidoneが自己臭症に奏効した例が報告され,非定型的向精神薬の有効性が注日されている。今回,筆者らも同様の症例を経験したので,異なる観点から考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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