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文献詳細

雑誌文献

精神医学41巻2号

1999年02月発行

研究と報告

MPUにおける精神分裂病の術後精神症状変化とその管理について

著者: 桑原達郎1 野村総一郎12 福西勇夫3 重村淳1 三賀史樹14 木村淑恵15 横山章光1

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院神経科MPU 2現,防衛医科大学校精神科 3東京都精神医学総合研究所 4現,群馬病院 5現,大泉病院

ページ範囲:P.133 - P.138

文献概要

【抄録】 1995年5月から1997年4月までの2年間に,立川共済病院MPU(Medical Psychiatry Unit)にて全身麻酔下で身体合併症の外科手術を受けた精神分裂病患者46例を対象として,術前,術後に精神科主治医がPANSS(Positive and Negative Syndrome Scale),手術の理解度,協力度を評価した。総体としては,精神分裂病が外科手術を契機として術後に精神症状が悪化するとはいえない。精神症状の悪いケースほど悪化しやすいともいえず,術前の病像から術後病像を評価することは不可能である。これらのことから,身体合併症治療病棟としてのMPUの意義を論じた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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