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文献詳細

雑誌文献

精神医学42巻10号

2000年10月発行

短報

Clomipramine減量中に離脱症状を呈し,fluvoxamine投与により改善した1症例

著者: 竹内暢1 内村直尚1 諸隈琢1 辻克郎1 安元眞吾1 前田久雄1

所属機関: 1久留米大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.1101 - P.1103

文献概要

はじめに
 うつ病患者の治療には,現在種々の薬物が使用されている。本邦でも三環系,四環系抗うつ剤,抗不安剤,睡眠導入剤に加え,選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)であるfluvoxamineの発売以来,その選択はますます広がりつつある。SSRIは本邦での発売以前よりマスメディアで大々的に取り上げられていたためか,現在では精神科のみならず,心療内科,内科でも比較的高頻度に使用されている。またSSRIは従来の抗うつ剤より抗コリン作用が弱く,副作用が少ないため,他の抗うつ剤から変更を試みる症例も少なからず経験する。
 今回うつ病患者において,clomipramineの減量中に離脱症状を呈しfluvoxamine投与により改善した1症例を経験したので,報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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