文献詳細
短報
23歳まで未治療であった3Hz棘徐波結合を伴う定型欠神発作の1例
著者: 陶山満雄12 角南健1 井澤志名野3
所属機関: 1東京都立府中病院神経科 2現,東京都立松沢病院精神科 3北里大学東病院精神神経科
ページ範囲:P.1105 - P.1107
文献概要
定型欠神発作は小児期に発症し,6歳前後にそのピークがある。適切な治療により,患者の2〜3割は思春期以前に,7〜8割は30歳までに,発作が消失するといわれる1,7)。
未治療で成人まで経過する例は極めて稀であるが,今回われわれは23歳まで治療を受けず,定型欠神発作を反復していた症例を経験したので報告する。
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