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文献詳細

雑誌文献

精神医学42巻11号

2000年11月発行

文献概要

短報

若年発症のPick病の1例

著者: 山田朋樹12 鎌田享介2 山口公2 小田原俊成1 井関栄三1 小阪憲司1

所属機関: 1横浜市立大学医学部精神医学教室 2鷹岡病院

ページ範囲:P.1201 - P.1203

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 Pick病(Pick's disease;以下PD)は,特異な臨床像と前頭・側頭葉に限局した葉性萎縮を特徴とする神経変性疾患であり,アルツハイマー病と並んで代表的な初老期痴呆症とされてきた。しかし,近年PDを含む包括的疾患概念である前頭側頭型痴呆が提唱され,PDの疾患単位としての位置づけを再検討する必要に迫られている。今回,33歳という若年で発症し,急速な経過で痴呆が進行したPDの1臨床例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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