文献詳細
資料
有意味語消失で示される発達退行を呈する広汎性発達障害児の早期発達についての研究
著者: 久保田友子1 立森久照1 長田洋和1 渡邊友香1 瀬戸屋雄太郎1 長沼洋一1 栗田広1
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野
ページ範囲:P.413 - P.418
文献概要
発達障害児の早期発達についての研究は,主に母親による回顧的情報によってなされているものが多い。発達の遅れは,明確な一時点で発現はせず,一定の経過中に徐々に明確になるものであり,回顧的方法に依存する部分が大きいことはやむをえないことである。しかし回顧的方法の限界や,得られた情報の不確実性が指摘されてきた5,17)。
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