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短報
文献概要
日頃様々なストレスにさらされている看護職のメンタルヘルスは,その勤務内容から考えても重要な問題である。Freudenberger1)が,心的エネルギーの過度の要求の結果起こる身体・情緒的症状を「燃え尽き症候群」として指摘して以来,我が国でも主に看護職を対象にこの病態に関して研究が行われ,メンタルヘルスの改善に貢献してきた。
しかし,その研究は調査票を用いた数量的研究であり3),実際に不適応を起こした症例を検討すればさらに有効な知見を得られると考えられる。そこで,今回は不適応を起こす背景を明確にするために,病院看護職で適応障害を呈した症例の臨床的特徴を明らかにし,若干の考察を加えて報告する。
しかし,その研究は調査票を用いた数量的研究であり3),実際に不適応を起こした症例を検討すればさらに有効な知見を得られると考えられる。そこで,今回は不適応を起こす背景を明確にするために,病院看護職で適応障害を呈した症例の臨床的特徴を明らかにし,若干の考察を加えて報告する。
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