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文献詳細

雑誌文献

精神医学42巻7号

2000年07月発行

研究と報告

長期間にわたり明瞭な自己像幻視が出現した精神分裂病の1例

著者: 堀広子1

所属機関: 1産業医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.713 - P.719

文献概要

【抄録】 長期間にわたり明瞭な自己像幻視が出現した精神分裂病の1例を経験した。長期間にわたる自己像幻視が出現した患者背景として,自己像幻視の易発現性にかかわる要素が多数存在することが考えられた。また,本症例は長期間にわたり分裂病症状が初期症状にとどまっており,二重身体験と精神分裂病における症状進展の抑止という臨床的意味において示唆に富む症例と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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