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文献詳細

雑誌文献

精神医学42巻8号

2000年08月発行

文献概要

短報

胃全摘術後に出現したビタミンB12欠乏性代謝性脳症の1例

著者: 谷内弘道12 千葉茂1

所属機関: 1旭川医科大学医学部精神医学講座 2現,医療法人富田病院

ページ範囲:P.851 - P.854

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 ビタミンB12欠乏(以下,B12欠乏)は,胃切除などによる吸収不全や先天的な要因(B12移送蛋白の欠如,小腸粘膜レセプターの異常,内因子の欠如など)によって生ずることが知られている8)。このB12欠乏による代謝性脳症の報告は,本邦では極めて少ない。我々は,胃全摘の手術後10年目にB12欠乏性代謝性脳症が出現し,この脳症に対してmecobalamin(以下,CH3-B12)の投与が有効であった1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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