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文献詳細

雑誌文献

精神医学43巻1号

2001年01月発行

短報

Fluvoxamineにより精神病像を伴う躁状態を呈した強迫性障害の1症例

著者: 武藤真理子1 多田幸司1 渡邉芽里1 笠茂公弘1 飯島毅1 竹中秀夫1 松浦雅人1 小島卓也1

所属機関: 1日本大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.65 - P.68

文献概要

 SSRIは従来の抗うつ薬に比較して抗コリン作用や心毒性などの副作用が少なく,安全性の高い薬物と考えられている。また,SSRIは双極性障害のうつ病相に用いた場合,三環系抗うつ薬に比較して薬剤誘発性の躁転頻度が少ないことも明らかにされている9)。今回,我々は強迫性障害にうつ病が合併した症例に対しfluvoxamineを投与したところ,精神病症状を伴う躁状態が出現した症例を経験し,若干の知見を得たため報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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