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私のカルテから
39歳まで経過を観察したFraser症候群の1症例
著者: 中山浩1 黒川新二1
所属機関: 1市立札幌病院静療院
ページ範囲:P.1112 - P.1113
文献購入ページに移動 Fraser症候群については明確な定義はないが,一般的にはcryptophthalmia(潜在眼球症),手指や足指の癒合,泌尿生殖器系奇形の3つの奇形の組合せを指すことが多い。今回,これまでの報告の中では最も長く経過を観察できたFraser症候群と考えられる症例を経験したので,その経過を知能面を含めた精神状態を中心に報告する。
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