icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学43巻11号

2001年11月発行

資料

精神病院入院患者における高脂血症の頻度

著者: 長嶺敬彦1

所属機関: 1清和会吉南病院

ページ範囲:P.1263 - P.1268

文献概要

はじめに
 高脂血症は,心血管イベント発症の重要な危険因子である。一方,精神疾患患者は,生活習慣や療養環境による運動不足ならびに長期の抗精神病薬の服用により,肥満や糖尿病の合併頻度が高く,高脂血症を発症しやすい集団と考えられる。しかし精神疾患患者を対象として,高脂血症の実態や治療について調査した報告は少ない。そこで精神病院入院中の患者で,アルコール性精神病を除く患者を対象として,レトロスペクティブに高脂血症の頻度を調査した。一部の症例では,空腹時インスリン値を調べ,インスリン抵抗性を検討した。さらに精神疾患患者の高脂血症の治療として,スタチン製剤が有効であるかどうか検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら