文献詳細
文献概要
短報
高照度光療法が有効であった睡眠相後退症候群を伴う全般性不安障害の1例
著者: 山根秀夫1
所属機関: 1ノーブルメディカルセンター
ページ範囲:P.219 - P.221
文献購入ページに移動 全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder;GAD)5)は,さまざまな出来事や活動における過剰な心配や不安が主症状とされる病態であるが,睡眠障害も高率に伴うことが知られている。今回,全般性不安障害に睡眠相後退症候群(Delayed Sleep Phase Syndrome;DSPS)を合併した患者に高照度光療法を施行したところ,睡眠相の改善とともに不安,抑うつなどの症状が改善した例を経験したので,若干の考察を加え報告する。
掲載誌情報