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短報
著明な幻覚症状を呈したテングタケ中毒の1例
著者: 川村諭1 鈴木満1 酒井明夫1 及川暁1 北畠顕浩1 智田文徳1 中山秀紀1 間藤光一1
所属機関: 1岩手医科大学医学部神経精神科学講座
ページ範囲:P.439 - P.441
文献購入ページに移動1959年から1988年までの30年間に本邦で報告されたテングタケ中毒の事例は24件にすぎず5),精神症状を主訴として受診したテングタケ中毒の報告はさらに少ない9,10)。本稿では,運動幻覚と場面幻覚を主訴に救急外来を受診したテングタケ中毒の1例を呈示するとともに,これまでの本邦における報告例との比較検討を行った。
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