文献詳細
特別企画 薬物依存者に対する精神保健・精神科医療体制
資料
文献概要
薬物乱用者とアルコール症者の異同
日本において対応する対象となっている薬物乱用者の多くは覚せい剤あるいは有機溶剤を乱用している。これらの薬物の反復乱用者の精神病理はアルコール依存症者のそれと同様のものである。一方,法的にはこれらの薬物は規制の対象となっており,このことが薬物乱用問題への対応において,アルコール症へのそれと異なる点である。相談指導においても,規制対象の物質の乱用であることに対する態勢を整理して,現場に臨むことが求められる。
日本において対応する対象となっている薬物乱用者の多くは覚せい剤あるいは有機溶剤を乱用している。これらの薬物の反復乱用者の精神病理はアルコール依存症者のそれと同様のものである。一方,法的にはこれらの薬物は規制の対象となっており,このことが薬物乱用問題への対応において,アルコール症へのそれと異なる点である。相談指導においても,規制対象の物質の乱用であることに対する態勢を整理して,現場に臨むことが求められる。
掲載誌情報