文献詳細
文献概要
短報
SLE精神病の症状推移がSPECT所見と一致して改善をみた1例
著者: 四戸靖子12 伊藤耕一14 堀田哲也3 小山司1
所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科神経機能学講座精神医学 2現,倶知安厚生病院精神科 3北海道大学医学部付属病院第二内科 4現,国立国際医療センター精神科
ページ範囲:P.543 - P.546
文献購入ページに移動全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)は,その経過中に中枢神経系への障害を引き起こすと,精神症状を呈する。このSLE精神病が悪化した場合,内科のみでは治療が困難な患者も多く,また,精神症状に関しては,その病状を評価する客観的な指標がないため,治療がより困難になっていると考えられる。今回,私たちはSPECT所見に一致して精神症状の改善をみた症例を経験したので,若干の考察を加え報告する。
掲載誌情報