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文献詳細

雑誌文献

精神医学43巻5号

2001年05月発行

文献概要

短報

SLE精神病の症状推移がSPECT所見と一致して改善をみた1例

著者: 四戸靖子12 伊藤耕一14 堀田哲也3 小山司1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科神経機能学講座精神医学 2現,倶知安厚生病院精神科 3北海道大学医学部付属病院第二内科 4現,国立国際医療センター精神科

ページ範囲:P.543 - P.546

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はじめに
 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)は,その経過中に中枢神経系への障害を引き起こすと,精神症状を呈する。このSLE精神病が悪化した場合,内科のみでは治療が困難な患者も多く,また,精神症状に関しては,その病状を評価する客観的な指標がないため,治療がより困難になっていると考えられる。今回,私たちはSPECT所見に一致して精神症状の改善をみた症例を経験したので,若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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