雑誌詳細
文献概要
特集 社会構造の変化と高齢者問題
時代の変化と痴呆性疾患
著者: 小阪憲司1
所属機関: 1横浜市立大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.613 - P.619
はじめに
筆者のテーマは「時代の変化と痴呆性疾患」であり,ギリシャ時代にまで遡って時代とともに痴呆性疾患がどのように変化してきたかを総説することが期待されるかもしれないが,それをするには文献を検討する時間的余裕がないので,ここではせいぜい19世紀前半以降,痴呆概念がどのように変遷し,時代とともにどのような痴呆性疾患が話題になり,その研究がどのように発展してきたかを見ることにする。
筆者のテーマは「時代の変化と痴呆性疾患」であり,ギリシャ時代にまで遡って時代とともに痴呆性疾患がどのように変化してきたかを総説することが期待されるかもしれないが,それをするには文献を検討する時間的余裕がないので,ここではせいぜい19世紀前半以降,痴呆概念がどのように変遷し,時代とともにどのような痴呆性疾患が話題になり,その研究がどのように発展してきたかを見ることにする。
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