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文献詳細

雑誌文献

精神医学43巻7号

2001年07月発行

文献概要

短報

Fluvoxamineが有効であった疼痛性障害の4自験例

著者: 佐々木恵美1 鈴木利人1

所属機関: 1筑波大学臨床医学系精神医学

ページ範囲:P.763 - P.765

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 臨床的に著しい苦痛やさまざまな機能障害を伴う疹痛性障害は,精神科臨床の場でしばしば経験される。その治療には,従来心理的アプローチのほかamitriptylineなど三環系抗うつ薬が用いられているが,治療に反応せず慢性に経過する例も多い。一方,諸外国では選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が慢性疼痛に有効であるとする報告が散見されている1〜5)。国内ではSSRIが近年臨床の場に登場しているが,同様の報告はみられていない。今回我々はfluvoxamineが著効した疼痺痛性障害4例を経験したので,若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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