文献詳細
研究と報告
薬物関連問題に対する問題意識の比較—司法・警察,教育,福祉と保健医療の各分野の調査から
著者: 下野正健1 古賀初子1 板井修一1 多田薫1 伊藤智美1 安高真弓1 梶畑俊雄1 真崎直子1 松本晶美1 青柳節子1
所属機関: 1福岡県精神保健福祉センター
ページ範囲:P.939 - P.950
文献概要
また,各機関が指摘した問題意識の違いの大きさを比較した。その結果,分野間および対応件数別で著明な意識格差が認められた。したがって,地域プログラムとしては,まず,関係機関のネットワークを構築し,各機関が連携して対応する体制を確立する必要がある。さらに,啓発活動の充実に加えて,家族相談窓口の拡大,介入体制の確立,社会資源の整備も重要である。
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