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勃起障害を合併したうつ病の2症例におけるmilnacipran(SNRI)の使用経験
著者: 宍戸壽明1 渡部芳徳2 竹内賢3 堀越立4
所属機関: 1上野寺心身クリニック 2南湖病院 3福島県立医科大学医学部神経精神医学教室 4ほりこし心身クリニック
ページ範囲:P.71 - P.74
文献購入ページに移動うつ病患者に性欲減退がみられることが知られている2)。一方,近年うつ病の治療に広く用いられているselective serotonin reuptake inhibitor(SSRI)の副作用の1つとして,性機能障害(sexual dysfunction;SD)が存在することも周知のことである2,7,8,11)。今回,SDの1つである勃起障害(erectile dysfunction;ED)を合併したうつ病の2症例に,本邦で唯一使用可能なserotonin-noradrenaline reuptake inhibitor(SNRI)であるmilnacipran(トレドミン®)を使用し,良好な治療効果が得られたので,若干の考察を加え報告する。
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