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文献詳細

雑誌文献

精神医学44巻12号

2002年12月発行

シンポジウム WHO精神保健レポートと日本の課題

2001年World Health Report—新たなる理解,新たなる希望

所属機関: 1WHO精神保健および物質依存部

ページ範囲:P.1350 - P.1359

文献概要

 本日は,ワールド・ヘルス・レポート2001についてお話をさせていただきます。
 2001年のWHOのテーマとして,WHOのG. H. Brunthland事務総長が選びましたのが,初めてのことですが,精神保健(メンタルヘルス)でした。2001年4月7日を“世界精神保健デー”とし,各国で催しが行われ,5月にはWHO総会(世界会議)が開かれ,世界各国の厚生大臣,保健大臣が参加し,精神保健をテーマに話し合いました。そして10月4日に「ワールド・ヘルス・レポート2001」を発表(出版)しました。また,2002年は「精神保健年」という宣言をいたしました。そういう意味では,精神保健の分野で働く全世界の人々にとって,この報告書がキー・メッセージを届けてくれることになるだろうと思っています。特に,WHOの2001年報告書は,政策立案者,あるいは厚生省の人,あるいは各国の第一線で働く精神科医の先生方,あるいは精神保健に従事している人たちなどに読んでいただきたいと思います。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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