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文献詳細

雑誌文献

精神医学44巻4号

2002年04月発行

文献概要

研究と報告

出雲プロジェクト(第1報)—出雲市における高齢者睡眠アンケート調査について

著者: 糸賀基14 助川鶴平12 妹尾晴夫13 三浦星治13 稲垣卓司1 齋藤和郁葉1 上垣淳1 宮岡剛1 百瀬勇15 笠原恭輔16 大城隆太郎17 清水予旨子1 三原卓己1 安川玲1 松原啓1 前田孝弘1 水野創一1 坪内健1 稲見康司18 田中道子9 山本勝則9 小中綾子9 堀口淳1

所属機関: 1島根医科大学精神医学講座 2国立療養所鳥取病院 3松江青葉病院 4西川病院 5島根県立中央病院精神科 6隠岐広域連合隠岐病院精神科 7松ヶ丘病院 8和ホスピタル 9島根医科大学看護学科

ページ範囲:P.401 - P.408

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【抄録】 島根県出雲市で,65歳以上の在宅高齢者を対象として,ピッツバーグ睡眠調査票を用いた睡眠障害に関する調査を行った。有効回答数は4,003名で,男性1,730名,女性2,273名,平均年齢は75.1±6.5歳(平均値±標準偏差)であった。加齢に伴って,就床時刻は早く,また起床時刻は遅くなり,自覚的な睡眠時間(就床時間)は延長する傾向を認めた。また,男性に比較して女性では,全年代において就床時刻が有意に遅く,入眠潜時が有意に延長し,自覚的な睡眠時間が短かった。さらに,Restless Legs症候群が疑われるものが150名(3.7%),Nocturnal Eating/Drinking Syndromeの疑われるものが317名(7.9%)存在した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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