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短報
無けいれん電気療法が症状のコントロールに有効であった鑑別不能型身体表現性障害の1例
著者: 尾鷲登志美1 大坪天平1 水野晶子1 秋庭秀紀1 林正年1 石井由紀1 磯野浩1 中込和幸1 上島国利1
所属機関: 1昭和大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.435 - P.438
文献購入ページに移動従来より,身体表現性障害に対して精神療法と抗うつ薬,抗不安薬を中心とした向精神薬による治療が試みられているが,奏効率は高いとはいえないのが現状である。今回,10数年間さまざまな身体症状を訴え,多くの医療機関で治療を受けるも症状の改善に乏しい身体表現性障害患者の症状コントロールに無けいれん電気療法(modified electroconvulsive therapy;以下ECT)が有効であった症例を経験したので,考察を加え報告する。
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