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短報
Quetiapineが有効であった,遅発性ジストニアの1例
著者: 笠原友幸1
所属機関: 1医療法人社団秦和会秦野病院
ページ範囲:P.439 - P.442
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遅発性ジストニアは抗精神病薬の服用に伴う錐体外路系の副作用として,頻度は少ないが極めて難治性の不随意運動である。quetiapineはジベンゾチアゼピン系の非定型抗精神病薬のひとつで,錐体外路症状出現が少ない薬物である。今回,抗精神病薬投与中に発症した遅発性ジストニアに対し,quetiapineが有効であった1例を経験したので報告する。
遅発性ジストニアは抗精神病薬の服用に伴う錐体外路系の副作用として,頻度は少ないが極めて難治性の不随意運動である。quetiapineはジベンゾチアゼピン系の非定型抗精神病薬のひとつで,錐体外路症状出現が少ない薬物である。今回,抗精神病薬投与中に発症した遅発性ジストニアに対し,quetiapineが有効であった1例を経験したので報告する。
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