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文献詳細

雑誌文献

精神医学44巻4号

2002年04月発行

短報

視床痛にfluvoxamineが奏効した1例

著者: 木村哲也1

所属機関: 1松蔭病院

ページ範囲:P.443 - P.445

文献概要

はじめに
 視床痛は,視床の知覚中継核が障害された後,一定の期間をおいて知覚障害を伴う自発痛を呈するもので,難治性疼痛疾患のひとつである。視床痛は脳梗塞患者の2〜6%に起こるとされ3),決して稀な疾患ではない。今回,脳梗塞後の視床痛にfluvoxamineが奏効した1例を経験した。SSRIが視床痛に対し,どのような作用機序によって効果をもたらすか,脳梗塞後遺症や慢性疼痛の視点も含めて考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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