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文献詳細

雑誌文献

精神医学44巻5号

2002年05月発行

研究と報告

女子大学生における食行動の実態とその社会・心理的要因について

著者: 吾妻ゆみ1 大野弘之2 稲富宏之1 田中悟郎1 太田保之1

所属機関: 1長崎大学医学部保健学科 2長崎純心大学

ページ範囲:P.521 - P.527

文献概要

【抄録】 女子学生554名を対象に摂食障害と共通の摂食行動・態度と,影響を及ぼしていると思われる要因との関連について,質問紙調査を行った。尺度にはEAT-26(Eating Attitude Test-26),外見重視尺度,イイコ行動特性尺度を用いた。EAT-26の因子分析においてα係数が0.70以上であった「ダイエット」「過食傾向」「肥満恐怖」の3因子の合計得点を「摂食障害傾向得点」と設定し,外見重視,イイコ行動特性,BMI,やせ願望指標との相関分析・重回帰分析を行った結果,摂食障害傾向は,これらすべての要因によって高められることが認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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