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短報
Paroxetineが著効した疼痛性障害の2例
著者: 挾間玄以1 広江ゆう1 川原隆造1
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.547 - P.549
文献購入ページに移動疼痛性障害は,疼痛により日常生活に著しい苦痛と機能の障害をもたらし,さらにその痛みの形成に心理的要因が密接に関与している病態(DSM-IV:307.80)であるとされている。従来薬物療法として,三環系抗うつ薬が第一選択として使われていたが,近年選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)の慢性疼痛への応用も試みられている1)。今回,SSRIの1つであるparoxetine投与が著効した疼痛性障害の2例を経験したので報告する。
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