文献詳細
短報
文献概要
はじめに
治療抵抗性で,激しい暴力行為のため一般病室での対応が困難なまま長期間の隔離室収容を強いられる症例は少なくない。本症例は,激しい衝動的暴力行為のため6年間にわたって隔離室に収容され,加えて覚醒剤乱用の既往もあり,累犯傾向が著明な典型的処遇困難例であった。
同症例について,抗精神病薬ペロスピロンによる加療によって好結果が得られたので,報告するとともに若干の考察を加える。
治療抵抗性で,激しい暴力行為のため一般病室での対応が困難なまま長期間の隔離室収容を強いられる症例は少なくない。本症例は,激しい衝動的暴力行為のため6年間にわたって隔離室に収容され,加えて覚醒剤乱用の既往もあり,累犯傾向が著明な典型的処遇困難例であった。
同症例について,抗精神病薬ペロスピロンによる加療によって好結果が得られたので,報告するとともに若干の考察を加える。
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