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文献詳細

雑誌文献

精神医学44巻8号

2002年08月発行

短報

オランザピンの関与が疑われた悪性症候群の1例

著者: 宮澤泰輔1 村上真里2

所属機関: 1京都市立病院精神科 2京都市立病院神経内科

ページ範囲:P.903 - P.905

文献概要

はじめに
 オランザピンが本邦で一般的に使用できるようになったのは2001年6月からであり,本邦における副作用を含めた評価も徐々に確立されつつあるように思われる。今回,筆者らは30歳の男性の精神分裂病患者でリスペリドンとビペリデンの処方からオランザピンとプロメタジンの処方に切り替えて,オランザピン20mg/日とプロメタジン25mg/日眠前1回の内服治療中に悪性症候群を発症した1例を経験した。オランザピンが関係したと考えられる悪性症候群の報告は少ない。それに関する文献による報告も筆者らの知るかぎり海外を含めて数例しかなされていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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