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文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻10号

2003年10月発行

文献概要

特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか

精神科での卒後研修で求められるもの

著者: 前田久雄1

所属機関: 1久留米大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.1063 - P.1065

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はじめに

 来年度から開始される卒後臨床研修制度で,精神科も原則3か月の研修が必修化されたことの意義は極めて大きい。しかし,一方では,プライマリケア研修に必須なものとして精神科的素養が必要であることを,研修医一人ひとりに実感させ,さらには全体的な評価にも耐えうるものにしなければならないという重大な責務を担ったことにもなる。極論すれば,これまで,どちらかというと特殊な診療科であった精神科が,基幹科目の一つとして認知されるかどうかという試行期間を与えられたと見なすこともできよう。

 医学界や医療政策上からの,このような要請に応えうる研修の質が精神科に求められているとの認識があるからこそ,今回の特集が組まれたものと考えている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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