icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学45巻10号

2003年10月発行

文献概要

特集 新医師臨床研修制度における精神科研修はどうあるべきか

民間精神科病院における精神科卒後研修はどうあるべきか

著者: 水木泰1 峰松則夫1 関健2

所属機関: 1医療法人下関病院 2城西病院

ページ範囲:P.1066 - P.1070

文献購入ページに移動
はじめに

 厚生労働省から示されている新医師臨床研修制度における基本的な考え方は,医師としての人格を涵養すること,医学・医療の社会的ニーズを認識すること,プライマリケアへの理解を深め,患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を習得することの3点である。特にその中でプライマリケアと全人的医療の習得は臨床研修制度での大きな目標になっており,そのためには精神科的素養を身につけることが不可欠となる。日本の精神科病院のうち80%は民間病院であることから,精神科研修における民間精神科病院の役割は重要で,そこでの研修次第で今後の精神科研修が大きく左右されることになる。そこで今回,精神科の卒後臨床研修では何をどのように教えるべきかを,民間精神科病院の立場から少し具体的に述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?