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特集 ひきこもりの病理と診断・治療
青年期におけるひきこもりの成因と長期化について
著者: 近藤直司1
所属機関: 1山梨県立精神保健福祉センター
ページ範囲:P.235 - P.240
文献購入ページに移動はじめに
本稿は,青年期における社会的ひきこもりの成り立ちに関する考察を目的としている。まず,ひきこもり状態の背景要因について整理すること,そして,ひきこもり状態の長期化に影響を与えていると考えられる要因についても考察の対象とし,①本人の精神病理,②家族状況を中心とした文化・社会的要因,③ひきこもりケースに対する精神科医療・精神保健サービスの現状という3つの観点について述べてみたい。
本稿は,青年期における社会的ひきこもりの成り立ちに関する考察を目的としている。まず,ひきこもり状態の背景要因について整理すること,そして,ひきこもり状態の長期化に影響を与えていると考えられる要因についても考察の対象とし,①本人の精神病理,②家族状況を中心とした文化・社会的要因,③ひきこもりケースに対する精神科医療・精神保健サービスの現状という3つの観点について述べてみたい。
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